開田高原マイア[長野県]

2017/01/16

撮影・文/栗山千穂
雄大な御嶽山が間近に迫り、山腹に長くコースが伸びる開田高原マイア。トップの標高2120mから複数のコースをつないで最長3200mの滑走を可能とする、ロングランが気持ちのいいゲレンデだ。レストランの食事がおいしく、スキー&スノーボードスクールのレッスンも充実。レジャー気分で訪れても、技術向上が目的でも、あらゆる要望に応えてくれる様々な設備と環境が整っている。
コース整備にこだわっており、斜面は段差のないフラットな状態に整えられている。クセのないフラットバーンは滑りの練習に最適なうえ、朝イチの整備仕立てのバーンを疾走するのがたまらない。

展望抜群の山頂から快適ロングラン!

ゲレンデ上部は中~上級斜面が伸び、中腹から山麓にかけて斜度がやさしくなり、どのコースを通ってもセンターハウスに滑り降りるシンプルなレイアウト。展望が良く、正面に中央アルプスが広がっていたかと思うと、カーブを曲がると今度は乗鞍岳を眺めながら滑るなど、景色がどんどん変化。振り返れば御嶽山が間近に迫り、どこからの景色も美しい。
上部に伸びる「スカイハイ」は中~急斜面の変化に富んだ1枚バーン。運が良ければ雲海を眺めながらクルージングが楽しめ、訪れるたびにさまざまな景色で出迎えてくれる。
ゲレンデ上部は特に雪質が良く、「ブルーダイヤモンド」はサラサラのパウダースノーが味わえる狙い目のスポット。整備したコースの上に雪が積もるため、板が沈み込みすぎず、パウダーランに慣れていない人でも快適な滑走を約束してくれる。
「ブルーダイヤモンド」には天然コブも現れる。腕に覚えのある人は、ぜひダイナミックな滑りを体験してみよう。

練習にぴったりな中腹エリア

全6本のコースは、緩急の斜面がバランス良く整い、スロープや林間など景色も変わってバラエティ豊か。山麓から中腹まで高速クワッド1本で上れ、ビギナーから中級者はこのリフトを回してのんびり滑るのがおすすめ。
中腹から滑り出す「フォクシー」はスピードをコントロールしながら滑走できる中斜面。幅も広くてのびのびと滑れる。
中腹エリアのコースは斜度変化や林間など、1本のコースでいろいろな滑りが体験できる。

楽しい雪上アトラクションも豊富

山麓部のコースはワイドで斜度もやさしく、子どもや初心者に最適。コースのあちこちに雪上アトラクションが点在し、活気に満ち溢れている。「10連ウェーブ」は小さなウェーブが並んだ人気のアトラクション。波打つ斜面は真っ直ぐ超えるだけでも楽しく、ターンしたりジャンプしたり、遊び方は自由自在だ。
緩やかな斜面にショートポールを設置した「マジックスラローム」は、滑るうちにスキルアップする不思議なアトラクションコース。ショートポールはカラフルに色分けされており、赤だけ通る、黄色と青を交互になど、自分で好きなコースを設定できる。目標物を設定することで、どのラインを通ってどこで曲がるといった板の操作を意識するようになり、普通のコースを滑るよりも技術がグッとアップするというわけだ。
本格的なポールを体験するなら「だれでもオリンピアン」がおすすめ。さらに実践的なポールセッティングになっており、無料で利用できるというサービスも嬉しい。

キッズパークの人気は屋根付き「らくらくトンネル」

子どもたちの楽しい遊び場「キッズパーク」では、ソリや雪遊びが体験可能。エリア分けされてスキーやスノーボードを練習するスペースもあり、安心安全に過ごすことができる。斜面を登るスノーエスカレーターは屋根がついた「らくらくトンネル」。雪が降っても風が吹いてもこの中なら快適なうえ、トンネルをくぐり抜けるだけでも子どもたちにとってワクワクとする体験だ。

指導内容に定評あり!「マイアスキーアカデミー」のレッスン

「マイアスキーアカデミー」では、スキーやスノーボードの技術上達はもとより、大自然でスノースポーツを楽しむことの素晴らしさを伝えることにもこだわっている。快適な場所で快適な時間を過ごしてほしいという思いをこめて、スタッフと生徒の距離が近いレッスンを展開。
その特徴のひとつが、雪上レッスンのほか、屋内で器具を使いながらフォームの確認までするきめ細かなケア。滑りのクセや姿勢の修正、体の使い方を見直す良い機会になり、滑りの基本、知識、実践をトータルで学ぶことができる。
希望者にはオプションでビデオクリニックも実施し、インストラクターと生徒の滑走シーンを撮影し、滑りの違いを見比べながら技術向上へと役立てていく。撮影映像のDVDも渡されるので、自宅で復習することもできる、いたれりつくせりのレッスンだ。
アカデミーに所属するSIAのスノーボードデモ・藤井耕司さんは、デモ認定10回というベテラン。朗らかな人柄と確かな技術と知識に定評があり、藤井さん目的にレッスンを受けにくるリピーターも多い。
レッスン途中に休憩をはさみ、受講生専用のラウンジでティーブレイクも。インストラクターと歓談を楽しみながら、レッスンの疑問点などを投げかけられる有意義な時間だ。

HEADの最新モデルに試乗できる

スキーやスノーボード用具は一般のレンタルコーナーで借りられるほか、併設の「ヘッドステーション」で有名スキーブランド「HEAD」のトップモデルもレンタル可能。ステーションにはシーズン後半になると来季モデルも登場し、購入申込みも受け付けている。気になるモデルのフィーリングを、購入前に雪上で試せることがメリットだ。
センターハウス内のカフェテリア「シンフォニー」はマイアのメインレストラン。コース側が大きなガラス張りになっており、天井が高くてとっても開放的。体がぽかぽかに温まる鍋料理が自慢で、新登場の「オイルぽんデュ」など、興味をそそる料理をたくさん用意している。
料理はどれも有名レストランで修行したシェフが考案したもの。厨房で仕込みや調理する姿はビストロさながらの本格的な雰囲気。
どの料理も盛り付けが美しく、見て楽しめ、おいしく味わえる大満足の料理ばかり。
「オイルぽんデュ」は、ネギやニンニクで香り付けしたオリーブオイルにポン酢を加え、薄切りポークをしゃぶしゃぶのように火を通していただく一品。そのまま食べたり野菜を巻いたりアレンジでき、シメに麺を加える優雅なランチが味わえる。
やわらかなローストビーフがたっぷり入り、アボカドや野菜の彩りが豊かな「ローストビーフのカフェ丼」。決めてのソースが料理全体を引き締める、食べごたえあるメニュー。
パスタはお洒落なパスタ屋で味わうようなハイクオリティな内容。オマールエビの存在感が目をひく「海老とトマトのパスタ」は、海老がたっぷり入り、クリーミーなトマトソースで仕上げた人気メニュー。
「カフェランチ」はカリカリに揚げたニジマスのフライと信州サーモンのクリームコロッケが味わえる、魚と十五穀米のワンプレートランチ。サラダも乗って栄養バランスもばっちり。
木曽エリアの郷土料理“すんき”をタルタルソースに加え、信州名物の山賊揚げにかけた「山賊ランチ」。ご当地名物を盛り込んだ、郷土食豊かな一品だ。

座席が回転? パノラマ回転レストハウス「Tee Horn」

中腹に建つ、パノラマ回転レストハウス「Tee Horn」は、円柱型のレストランの中央部分がゆっくり回転するというユニークな造り。窓の外には、御嶽山、乗鞍岳、中央アルプスがレストハウスを取り巻くように広がり、のんびり食事やお茶休憩をしているうちに、すべての景観をぐるりと満喫することができる。
「Tee Horn」はカフェメニューやスイーツが充実しているので、ティーブレイクにぴったり。

リーズナブルな宿「マイア倶楽部」も完備

駐車場からすぐの距離に、直営の宿泊施設「マイア倶楽部」を完備している。ゲレンデまで歩いてアクセスでき、数日滞在してたっぷり滑りに打ち込める理想的。入浴施設のほか共有の談話スペースなどがあり、食事はゲレンデレストランで摂ることができる。スキー・スノーボード合宿などの利用に大変便利。
仲間とわいわい過ごせるスキーヤーズベッドを備えた部屋。1泊2食+リフト1日券付きのお得な宿泊パックを用意している。家族や友人とマイアを訪れるなら、ぜひ利用してみよう。

開田高原マイアスキー場

御嶽山麓北東斜面を一気に滑る3200m、景色が美しく、撮影スポットとしても事欠きません。ゲレ食は新登場「オイルぽんデュ」や定番人気の味噌チゲなどランチメニューにも注目。

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