丸沼高原スキー場[群馬県]

2017/08/10

撮影&文/渡辺智宏
休日はできるだけ屋外で身体を動かして遊ぶことが大好きなアスミ。夏でも涼しく遊べる場所をネットで探し、たどり着いたのが群馬県にある丸沼高原のサイト。丸沼高原はスキー場として有名だけど、アスミはスキーやスノボの経験はなく、どこのスキー場にも行ったことがなかった。いつかはスキー場にも行って遊びたいと思っていたところもあり、どんなところか偵察も兼ね、大学生時代のかわいい後輩のユーコを誘って夏の丸沼高原へと向かった。

Asumi

現在はWEB系会社勤務の社会人7年目。休日はフットサルをやったり外に出かけたりする行動派。自然が大好きだけど本格的な登山は初挑戦!

Yuko

先輩に誘われて久々の登山に挑戦!
童心に帰って、丸沼高原をまるっと楽しむぞ(笑)!

標高2000mオーバーで極上のグリーンシャワーを満喫!

すでに標高1600mの丸沼高原ベースに到着すると、いかにも高原らしい涼しい風がふたりをお出迎え。昨年11月に新築されたばかりのセンターハウスでロープウェイのチケットを購入し、いろいろな情報も聞いてから山頂駅へと向かった。山頂駅ではさらに気温が快適に。今回の丸沼高原での一番の楽しみは、標高2000mの山頂駅からスタートする散策コースを巡ること。その理由は、最近、癒やし系のキーワードとして注目されている「フィトンチッド」効果が得られるというからだ。どうせならと日光白根山登山も考えていたみたいだが「とりあえず、散策コースで試してみてから…」と苦笑いのアスミ。
散策コースには気軽に回れる「自然散策コース」と信仰登山の石仏群を巡る「史跡散策コース」のモデルルートがあるが、後者のルートは約2時間掛かることから、今回ふたりは「自然散策コース」の六地蔵に立ち寄るルートを選択。まずはコース入り口にある「二荒山神社」に立ち寄って、安全と健康を祈願。
ゲートを通り、樹林帯内に入るとさらに気温が1〜2度低くなった。
早速「フィトンチッド」効果なのか身体に入ってくる空気を吸って歩いているだけで気持ちが落ち着いて、身体が軽くなったような感覚に。
さらに、視覚的にも違いを感じ始めた。最初は木々に覆われて、暗く感じていた景色が、次第に緑の鮮やかさが目に飛び込んでくる。
そして、この緑からも元気の素をもらっているような気になったふたりは、ただ歩いているだけで楽しくなった。「こんなところが東京にもあればいいのに〜」と、スマホでいろいろな緑を写真に残し「仕事で疲れた時に見よう!」と笑った。
ふたりは六地蔵に立ち寄ってから、さらに歩を進めると森林帯を抜ける場所に到達。
そこは丸沼高原のベースまで見渡せるところで、木々に囲まれたところを歩いてきた後ということもあり、その開放感に大感激。身体と心の満足感を満タンにしてロープウェイの山頂駅へ戻った。

山頂では高山植物や足湯も楽しもう!

ロープウェイ山頂駅周辺は「ロックガーデン」という高山植物を鑑賞できるエリアがあり、取材時(7月下旬)は、ちょうどコマクサが見頃を迎えていた。時期によって見ることができる植物は変わるが、日本固有の植物で日光白根山が名前の由来となった「シラネアオイ」なども人気だ。
また「天空の足湯」では、上州の名山の山並みや日光白根山を眺めながら足湯を楽しむこともできる。散策路はある程度整備されているが、慣れない山道を歩いて疲れた足にも湯のあたたかさと涼風が心地いい。

ランチはお手軽バーベキュー。おなかも幸せに!

「高原と言えばバーベキューでしょ!」とランチはベースにある「高原の駅丸沼」近くのバーベキューハウスへ。食材もすべて準備ができているので、注文すれば、あとは自分たちで好きなように焼いて食べるのみ。手ぶらでバーベキューが楽しめて、後片付けの必要もないので、とっても楽ちん。当日の申し込みも可能だが、その場合20分ほどの準備時間が必要になるし、週末などは混雑する場合もあるので、事前に電話(0278-58-2211)で予約をしておくといい。営業時間は11時〜14時だ。

午後は「ツリーアドベンチャー」に挑戦!

ツリーアドベンチャーは2年前、丸沼高原に登場して話題となり、現在、特に人気の高いアトラクションのひとつ。
森の中の自然木に足場が作られて、その足場から足場へロープや吊り橋などのエレメントを、バランスを取りながら移動していくアトラクションとなっている。
利用者はハーネスを装着し、太いワイヤーを命綱に移動する。足場やエレメントは高所にあるが地面に落下する心配はない。
スタートすると、高さと落ちるのではないかというスリルで、かなりドキドキする人が多いはず。
「本当は高所恐怖症なんです」と怖がっていたアスミ。しかしツリーアドベンチャーでは逆に追い詰められると、なぜか笑顔になる人が続出(笑)。さらにセクションをクリアしていくごとに自信がついていき、その笑顔はホンモノになっていく。高所恐怖症なはずのアスミも抜群の笑顔に!
セクションの最高地点は地上約13m。思っている以上に高く感じるぞ(笑)。
最後はターザンのようにワイヤーにぶら下がって一気に急降下。ハンズフリーにすれば、まるで空を飛んでいるかのような気分になれるかも!?
その他、ツリーアドベンチャーのエリアにはハンモックが用意されていたり、スラックラインを無料で楽しめるスペースもあるので待ち時間などに利用しよう。

やればやるほど楽しくなる「サマーリュージュ」!

ツリーアドベンチャーと並んで人気なのが「サマーリュージュ」。標高差100m、全長800mのコースをカートに乗って坂を下る力(重力)だけを使って運転する。
思っていた以上のスピード感と爽快感が味わえるのだ。ヘルメットは着用しなければならないが、無料でレンタルが可能。
スタート地点までは、リフトで移動するので夏のゲレンデも満喫できるぞ。

夏でもスキー・ボードができる『サマーゲレンデ』って!?

丸沼高原スキー場は冬のシーズンだけでなく、夏も人工芝を使用したゲレンデを楽しむ事ができるコースがあり、冬を待ちきれないスキーヤー&スノーボーダーが非常に多いことでも有名だ。レンタルの板やブーツなどもしっかり用意されている。
「今回は時間がなくてパスだけど、この冬は絶対丸沼高原でスノーボードデビューしちゃいます!」と宣言したアスミ。ユーコは「わ、私もお供しま〜す(笑)」と、ちょっと自信なさげな笑顔で応えていた。

丸沼アゲイン、いざ日光白根山の頂上へ!

散策コースが気に入ったふたりは、帰りの道中で予定を合わせ、翌週に日光白根山の登山を計画。わずか1週間足らずで丸沼に再来。

from Asumi

足湯に入っている時に決めてました、日光白根山に絶対登るぞ〜って。

from Yuko

自宅に帰ってから、頂上はどんな景色が見れるんだろうって想像するだけで、なんか興奮しちゃいました(笑)。

天候は曇りだったが、予定通り登ることに。センターハウスで登山届を提出。
ロープウェイ山頂駅に到着すると前回同様、日光白根山をバックに写真を撮り、山頂喫茶「しらね」でトイレを済ませて登山を開始。ちなみに戻ってくるまでトイレはないので注意しよう。
前回よりも時間的にも精神的にも余裕なふたり。
ルートサインはしっかりチェック!
女子トークに花が咲いたり、岩場の隙間などで「ヒカリゴケ」を見つけたりと、のんびりと歩を進めていった。
しかし「大日如来」の石像付近まで来た時に、木々の間から見えた山頂に雲が少し掛かっていることに気づく。
「やばい、天気が悪くなるかも…。絶景が見れなくなるかも…」(アスミ)と大日如来像に「晴れますように」と手を合わせてから、少しだけペースをアップ。
といっても、ここからが登山の本番ルート。慣れていないユーコはバランスが取りにくそう。念のために用意していたストックを持ち出して登り始めた。
しかしペースが上がらす、途中で雨に降られて木陰で雨宿りするなどもあり、ようやく森林限界を超えるところまでたどり着くと、山頂を臨めるどころか、周囲は雲の中。濃い霧に包まれて、楽しみにしていた景色は見ることができなかった。
「もうちょっと登ればガスが途切れるかも…」と再び登り始めたが・・・
山頂まで残り500mの看板のところで風と雨も強くなり、ガスも途切れず、天候の回復は難しいと判断。なくなく下山することになった。
とりあえず少し下りたところで昼ご飯を食べることに。持ってきたお弁当のおにぎりの味が、これまでで最高だったとふたりは口を揃える。「次は絶対山頂で、おにぎりを食べるぞ。もっとおいしいに違いない!」(ユーコ)と再チャレンジを誓う。食べ終えて、下山をスタートするとアスミは「これでまた丸沼高原に来るための理由ができたってことだよね!」と前向きな気持ちで足取りも軽く山を下っていった。
下山途中で視界が明るくなってきたこともあり、散策ルートにある七色平に寄り道。その湿原には、たくさんの黄色いハンゴンソウの花が咲いていて、遊歩道から眺めることができた。
「山頂にはたどり着けなかったのは残念だったけど、この花が見られて、ここにまた来たい、来ようという気持ちで胸がいっぱいになった」とアスミは笑顔を見せた。

お土産は丸沼高原オリジナルの極上「石鹸」でキマリ!

ふたりは帰りがけにセンターハウス1階の売店に立ち寄り、お土産を物色。そしてどちらもすぐに手にしたのが丸沼高原オリジナルのナチュラルソープ「ダケカンバ石鹸」だ。丸沼高原エリアに群生する広葉樹「ダケカンバ」の樹液から抽出したエキスを使い、保湿効果が抜群で乾燥肌にもバッチリの石鹸だ。自分で使うもよし、友人や両親などへのお土産としてもきっと喜ばれるに違いない。登山用のグッズなども販売しているので、もし何かを忘れたと思ったら売店をのぞいてみよう!

ダケカンバ石鹸

丸沼高原オリジナルのお土産。ダケカンバの樹液を使って作った天然成分の石鹸が、女性を中心に大好評。
「ダケカンバ石鹸」は丸沼高原のネットからも購入することができます。

MARUNUMA STORE http://marunuma.net/

from Asumi

ツリーアドベンチャーは、ずっとやってみたかったアクティビティ♪最初は怖かったけど終わってみたらまたやりたい(笑)
山登りは小学生以来のチャレンジでしたが、自然の中を歩くって気持ちいい!って再発見でした。気温が麓とは全然違うからすごしやすいし、夏に遊びにくるにはぴったりかも。足湯もあるから登山でくたくたになっても大丈夫。
山頂までたどり着けなかったのがくやしいー!もう一回チャレンジしたいです!

from Yuko

幻想的な山の中を歩けて凄くリフレッシュ出来ました!色んな種類のお花が咲いてて綺麗だったなー。
ツリーアドベンチャーはスリル満点でめちゃめちゃ楽しかった。最後のターザンロープは最高すぎる!!
また丸沼高原に遊びにきたいです♪

【丸沼高原スキー場】

丸沼高原は日光国立公園日光白根山山麓にある通年リゾート。日光白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅まで、およそ15分でアプローチ。グリーンシーズンは日光白根山登山をはじめ、オートキャンプやサマースキーも人気が高い。子供から大人まで、さまざまなアトラクションが楽しめる。

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