アルペン スーパー大回転 競技説明

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アルペン スーパー大回転

競技説明&ルール

正式名称は「Super Giant Slalom(スーパー・ジャイアント・スラローム)」。「Super-G(スーパー・ジー)」または「SG」と表記される場合もあります。

滑降(DH)と同じ高速系種目のひとつで、スピードへの強さが必要な滑降競技と、ターン技術が要求される大回転競技(GS)の両方の要素が求められるタフな種目です。

滑降競技と比較すると、コースの距離は短く標高差も小さいですが、旗門数が多いためターン中にレーサーにかかるG(遠心力)は滑降競技以上と言われています。技術、コース攻略の戦術に加え、強靱な筋力が求められます。

見どころ&採点方法

赤色と青色の旗門を交互に通過(外側)し、ゴールしたタイムで順位が競われます。滑降競技のような本番前にコースを試走する「公式トレーニング」は行なわれず、競技はレース当日1本のみの一発勝負となります。

滑降競技を得意とする「ダウンヒラー」と、大回転を得意とする技術系の選手もエントリーする競技なので、旗門の設定によってはスピード重視のコースにも、よりターン技術が要求されるテクニカルなコースにもなるのが特徴です。

最大の見所は高速ターンをする選手の技術です。時速50kmを越えるハイスピードでターンしていく様子は迫力満点! 選手のパワフルな滑りに注目です。

滑降競技とおなじく「経験」も大切ですが、パワー”や“勢い”も必要で、ベテランと若手の激突も見所のひとつとなります。

コース説明

コースの標高差(スタートとゴール位置の高さの差)が、男子で400~650m、女子で400~600m程度となります。一般的には15~30mの間隔で旗門が設置され、その旗門の間を通り抜けていきます。選手がコースを滑りきる時間は1分30~2分程度となります。

どんな道具を使うの?

スーパーGで使用されるスキー板は、ルール上、サイズが男子210cm以上、女子205cm以上と規定されているほか、ヘルメットの着用が義務づけられています。

さらに身体にフィットするレーシングスーツや、体勢を低くしたクローチング姿勢を組んだときに身体に密着するようにポール部分が曲がった形状のストック、背中のプロテクター類などは滑降競技とほぼ同じです。

スノーボード アルペン用語集

オールラウンダー/スペシャリスト

アルペンスキー競技の全4種目に出場する選手を「オールラウンダー」と呼ぶ。対照的に1種目または高速系か技術系のどちらか2種目に出場種目を絞って活躍する選手を「スペシャリスト」と呼ぶ。

ワールドカップ

世界各国をめぐりながら熱闘が繰り広げられる世界最高峰のシリーズ戦。アルペンスキーは毎年10月下旬にオーストリアのゼルデンにて開幕。その後、3月まで欧米を中心に世界各国をめぐる。毎年開催されるワールドカップとは別に、世界選手権は2年に1回開催される。

第1シード

毎年開催されるワールドカップには、大きくふたつのランキングがある。ひとつは、そのシーズンのレースで獲得した合計ポイントの「ワールドカップ・ポイント・ランキング」。もうひとつは、各レースのスタート順を決定する「ワールドカップ・スターティング・リスト(WCSL)」だ。このWCSLは、ワールドカップのほかに世界選手権も含めたそのシーズンと前年の成績が考慮されて算出される。出場選手上位15人を「第1シード」と呼ぶ。

ドロー

大会バーンは、多くの選手が滑れば滑るほど荒れるため、早いスタート順が有利。なかでもトップレーサーの証とも言える第1シードには、優先的に早いスタート順が与えられ、スタート順は「ドロー(抽選)」で決められる。

■大回転、回転の場合
WCSL上位7人と8~15位の2グループに分かれ抽選。それぞれのグループのなかでスタート順が決定される。具体的にはまず始めにスタート順を決める選手を選ぶ抽選が行なわれ、その選ばれた選手が自らクジを引いてレースのスタート順が決定する。

■滑降、スーパーGの場合
スキー板の滑走性が重要視される高速系種目のドローは、大回転や回転と異なり、第1シードの選手は1回目の抽選で選ばれた選手が、順番に1番から30番までのスタート順のなかで選ぶことができる。たとえば、当日の予報が降雪の場合、ある程度選手が滑ることで表面の軟らかい雪が取り除かれ、後続の選手のほうが滑りやすくなるケースがあるからだ。

カービング

速さを競うアルペンスキー競技では、スキー板のズレはスピードをロスする抵抗が大きくなるため、できるだけズレの少ない、切れのあるターンが理想とされている。そうしたズレの少ないターンを「カービングターン」と呼ぶ。選手はスキー板を巧みに操り“ズレ”と“切れ”を使い分けながら滑っている。  

ラディウス/サイドカーブ

「サイドカーブ」とは、スキー板の側面の緩やかなカーブ形状のこと。「ラディウス」はこの「サイドカーブ」が描く回転弧の大きさを意味する。「ラディウス」が小さければ小さいほど、スキー板はズレの少ない小さなターンを得意とするが、国際スキー連盟(FIS)では、選手の安全性を確保するために、各種目で使用されるスキー板のサイズと「ラディウス」を規制している。  

インサイドポール/アウトサイドポール

アルペンスキーは、旗門で規制されたコースを滑り、スタートからゴールまでのタイムを争う競技。基本的に1旗門につき2本もしくは2セットのポールが立てられ、その間を選手は通過しなければならない。内側の旗門を「インサイドポール」、外側の旗門を「アウトサイドポール」と呼ぶ。滑降、スーパーGの高速系2種目および大回転では、2本のポールをフラッグで結んだものをそれぞれインサイド・アウトサイドポールとして使用。回転では、インサイド・アウトサイドポールともフラッグは使用されず1本ずつ使用される。  

ライン取り

スキーは鋭角に方向転換することはできないため、直線ではなく弧をつないでいくことで斜面を滑り降りていく。アルペンスキー競技では、その弧をなるべくコンパクトにまとめながら、スピードを最大限に落とさずつなげていくことがポイント。旗門と旗門を直線的に結んだ最短距離をねらうのが速いように思われるが、コース状況や旗門の設定によって旗門の近くを通ることが返ってスピードロスを招くこともある。流れるようなスムーズな「ライン取り」が重要とされる。「ライン取り」に注目するとより観戦が楽しめる。  

ポールセット

スタートからゴールまでの旗門の配置のこと。旗門数や各旗門間の距離など、ポールセットは種目ごとにルールがあり、そのルールに基づいてポールセットを行なう人を「セッター」と呼ぶ。旗門の立て方はシンプルに左右に配置する「オープンゲート」のほか、インサイドとアウトサイドポールを斜面に対して縦方向にセットし、ターンをせずにそのまま通過させる「アンダーゲート(スルーゲート)」、また旗門を縦一列に2旗門以上並べる「ストレート」や、コースに沿って大きな方向転換が要求されるときに「オープンゲート」と「アンダーゲート」を組み合わせた「ヘアピンゲート」などいくつかのパターンがある。  

インスペクション

アルペンスキー競技では、レース前にコースに立てられたポールセットを「下見」する時間が設けられている。ここで各選手とコーチはポールセットをチェックし、斜面状況を確認しながらどのライン取りを通れば速く滑ることができるのか、ミスのしやすい箇所などを確認しコース戦略を組み立てていく。選手は、スタートからゴールまでのポールセットを記憶し、ライン取りをイメージする。なお、インスペクションでは原則的にターン禁止となっており、横滑りでコースを滑り降りていくことがルール上、決められている。

ポールバーンのある主な国内スキー場

競技日程

2/32/42/5 2/6 2/07 2/8 2/9
         
2/10 2/11 2/12 2/13 2/14 2/15 2/16
        女子スーパーG
16:00~
男子スーパーG
16:00~
2/17 2/18 2/19 2/20 2/21 2/22 2/23
         

競技日程は日本時間となります。現地の天候などによって変更される場合があります。