新潟県・湯沢町には数多くの人気スキー場が集まる、日本有数の豪雪地。温泉地としても有名だが、それ以外にも風光明媚な観光スポットがいくつも存在する。しかし、特に冬は移動の手段が限られてしまうため、あまり知られてない場所も多い。そこで地元のタクシードライバーが、その日の天候や条件に合わせて、とっておきの場所を巡ってくれるツアーが登場。

地元の魅力を知り尽くし、雪道の運転も安心のドライバー!

このツアーは越後湯沢駅西口にある雪国観光舎前からスタート(湯沢温泉観光協会加盟ホテルからも発着可能)。ツアー中の運転とガイドをしてくれるのは、地元のタクシー会社のドライバーだ。雪道の運転に慣れているのはもちろん、湯沢町のスミからスミまで運転して知り尽くした経験をもとに、気象条件やその日の雰囲気によって、おすすめのスポットへと案内してくれる。行き先はドライバーに基本的におまかせになるが、ツアー参加者との会話や連れて行った場所の反応などから、連れて行く場所を考えてくれるという。
タクシーに乗車すると、ドライバーさんは今の湯沢の街中の様子や簡単な歴史などを話してくれながら、土樽方面へとクルマを走らせた。この日、最初に連れて行ってくれたのは、JR上越線の鉄道橋「毛渡沢橋梁(けどさわきょうりょう)」だった。
1931年に完成した煉瓦造の橋で、夏などは訪れる観光客や鉄道マニアも多い場所が、冬は雪が多く、クルマでたどり着くのはちょっとたいへん場所。さすがにタクシーを降りて少しだけ歩かなければならなかったが、それでも冬にこの素晴らし景色が見られたのは、ちょっと感動モノ。「今、ここに電車が走ってこないかな…」と思ったりもしたが、上越線は本数も少ないのであきらめて、次へと移動。
タクシーはさらに細くなっていく道を進み、たどり着いたのは上越線のトンネルの出口が見られる場所だった。「ここが川端康成の小説『雪国』の文章に出てくるトンネルです」と、説明してくれた。
その周辺には、まるで美しい水墨画を見ているような素晴らしい雪景色が残っていた。
たぶん川端康成もこの景色を見て感動し、傑作が生まれたのではないかと思ってしまうほどだった。
車窓からの雪景色も楽しみながら移動を続け、江戸時代の末に活躍した木彫りの名工で、日本のミケランジェロとも呼ばれている石川雲蝶が作った仁王像が安置されている「瑞祥庵」にも立ち寄った。残り時間も少なくなってきたところで、「とりあえず眺望のいい場所へ行ってみましょうか」ということで岩原スキー場へ向かった。
駐車場から臨む眼下にはS字の関越道や越後湯沢駅など、あまり意識して見たことがなかったの、違った角度から見た湯沢の雪景色に感動。
滑る楽しさや温泉に入る喜びだけでなく、今まで知らなかった冬の湯沢の魅力、素晴らしい雪景色を思う存分堪能できたのは、とても有意義な時間だったように思う。
ツアー中に踏切で電車の通過待ちをしていると、線路を通ってきたのは除雪汽車。線路脇の雪を除雪していくシーンも偶然見ることができた。
こういったサプライズなシーンだけでなく、同じ景色でも時間や気象条件が違えば、違った景色に見える場所もあるだろう。
このツアーはどこに行くかわからない。何が見れるか、何を見せてくれるか、それも楽しさのひとつ。サプライズも期待しつつ、ぜひツアーに参加してみよう!

雪景色を堪能!おまかせタクシープラン

●開催日/2018年3月31日までの平日
●募集人員/8名(最少催行人員2名)
●参加費/3名以上参加:1名3,000円(子供2,000円)、2名参加:1名3,500円(子供同額)
※延長料金:3,200円(1台・30分単位)
●時間/9時〜15時までの1時間30分を予定(対応可能時間内で随時受付)
●集合場所/雪国観光舎(越後湯沢駅西口)、もしくは湯沢温泉観光協会加盟ホテル)
※解散は集合と同じ場所で、ツアー途中での下車は不可
●ガイド/タクシードライバーが担当

【ツアーのお申し込み・お問い合わせ先】

雪国観光舎 越後湯沢温泉
営業時間/9時~18時
電話/025-785-5353
http://www.yuzawaonsen.jp/
yoyaku@yuzawaonsen.gr.jp

【注意事項】
天災事変等、雪国観光舎およびタクシー会社で管理できない理由により、旅程の実施が困難な場合、旅程を変更または中止する場合があります。山道を走る場合がありますので、車酔いしやすい方はご留意ください。

Photo & text : Tomohiro Watanabe

施設情報

雪国観光舎 越後湯沢温泉

所在地
〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2431-1
外部URL
https://www.snow-country-tourism.jp/
備考
アクセス:上越新幹線・越後湯沢駅 西口 徒歩0分

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