関越道・沼田ICを拠点とする、沼田エリアは多彩なスキー場が集まるスノーリゾートとして知られるが、意外と知られていない観光スポットも数多い。
スキーやスノーボードを楽しむために泊まりで出かけ、翌日はこれらの観光スポットに足をのばしてみよう。

昼と夜の寒暖差が大きい沼田市は、甘くてみずみずしい果実が育つフルーツの産地。春から秋にかけてはもちろん、冬季だってフルーツ狩りが楽しめるのだ。また、沼田エリアは戦国時代後期から江戸時代まで真田氏が収めた土地だ。真田氏ゆかりの史跡や文化財が多く、歴史を感じられる観光地もある。ほかにも、全国的に人気の「道の駅 川場田園プラザ」や、独特の地形である河岸段丘を一望できる温泉施設「望郷の湯」など、沼田エリアには立ち寄りどころは多いのだ。

冬がもっとも甘くておいしい!?いちご狩りを体験しよう!

フルーツ農園の多い沼田エリアは、季節ごとに旬のフルーツ狩りが楽しめる。
その一つが、沼田ICから車で2分の距離にある「原田農園」だ。12月上旬~6月上旬はいちご狩りを開催し、特に12月~1月は最初に咲いた花が大きな実をつけるいちごがもっともおいしい時期。
数種類のいちごの品種が用意され、おすすめは大粒で果肉がしっかりとしていた「やよいひめ」。糖度も高く、口いっぱいに広がる甘さがたまらない。ほかにも「かおり野」、「よつぼし」、「紅ほっぺ」などの品種があり、いろいろ食べ比べながらいちご狩りを楽しめる。
いちごの実をやさしく持って、そのまま90度倒すと簡単に収穫できる。ヘタをとり、へタ側から食べると最後に甘い先端を味わうことができるという。いちごのほかに、季節ごとに、さくらんぼやブルーベリー、桃やりんごやブドウなどの味覚狩りが体験可能だ。
原田農園では、収穫したフルーツを加工したジュースやパイなども販売している。パフェ作りやジャム作りなど、さまざまな体験ができることもこの農園の魅力だろう。

TVドラマで知名度アップ!?真田氏ゆかりの「沼田城址公園」

沼田ICから約10分の距離にある「沼田城址公園」は、かつて沼田城があった場所。
河岸段丘の台地上に築いた丘城で、この丘の上に作られた城下町が現在の沼田市街地だ。

北関東の交通・軍事・通商として重要だった沼田領は、上杉氏や北条氏、武田氏などの戦国大名による争奪が繰り広げられ、戦国時代後期から江戸時代にかけては真田氏が治めていた。
城のあった場所は時を経て、現在は公園として整備され、地域住民の憩いの場として親しまれている。

花の名所として知られ、春は「御殿桜」の愛称で知られるヒガンザクラはじめ、ソメイヨシノを中心とした200本以上の桜が咲き誇る。西櫓台の石垣は真田氏時代のもので、わずかながら城の名残を見つけることもできる。
園内にある、真田氏の初代城主・真田信之と、その正室・小松姫の像。戦国時代を生き抜いた信之は、長寿で93歳まで生きたという。妻の小松姫は、徳川家の有力な家臣・本多忠勝の娘だ。
きれいに整備された公園は散策していて気持ちいい。奥に建っているのは園のシンボル的な存在である「鐘楼」。領内の安泰を祈願して鋳造されたという鐘楼を復元したもので、実物の城鐘は中央公民館に保存・展示されている。

一日まるごと過ごせる「道の駅 川場田園プラザ」

沼田ICから車で10分の距離にある「道の駅 川場田園プラザ」は、川場村の大自然の恵みを集めたタウンサイト。

園内には、新鮮野菜が手に入るファーマーズマーケットや、川場村の恵みを感じられる多種多様な飲食店、木工や陶芸の工房、ギフトショップ、子供向けの遊具を備えたプレイゾーンなど、ありとあらゆる施設が整っている。

行列ができる人気店も多く、「田園プラザベーカリー」は、米粉に群馬県産の大和芋を練り込んだ、もちもちの「ふわとろ/食パン」が評判。また、ドイツの本場の味が楽しめる「ミート工房かわば」は、工房で作ったソーセイジやハム、ベーコンなどを鉄板で焼いた「ライブの山賊焼」が大人気だ。
地場産の野菜を購入できる人気のファーマーズマーケット。園内にあるミルク工房でボトル詰めした「のむヨーグルト」や、地元の名峰・武尊山の水を使って園内のブルワリーで醸造した地ビールなども手に入る。一般には流通しないことから“幻のコシヒカリ”といわれる川場産の「雪ほたか」なども販売されている。
ミルク工房の「のむヨーグルト」を使ったヨーグルトソフトなど、飲食店のメニューは地域に根差したものばかり。園内には休憩や飲食ができるベンチなども多く、ショッピングをしたり、食べ歩きを楽しんだりしながら充実した1日を過ごせる。
スキー・スノーボードの帰りに立ち寄るだけでも、十分に楽しめる観光スポットなので、気軽に立ち寄ってみよう。

日本一美しい河岸段丘を一望できる「望郷の湯」

利根川や薄根川が流れる沼田エリアは、日本一美しい河岸段丘が広がることで知られている。河岸段丘とは、川の流れが長い年月をかけて作り上げた階段状の地形のこと。
沼田市街地はこの崖の上に位置し、国道120号沿いの飲食店など独特の地形を眺めることができる。そのビューポイントのひとつが、「道の駅 白沢」にある、温泉施設「望郷の湯」だ。
温泉施設があるのは河岸段丘のちょうど真上。
特に露天風呂は絶好のビューポイントで、のんびり湯を楽しみながら特徴的な地形を一望することができる。
温泉施設は内湯と露天風呂、サウナなどがあり、温泉を飲用できる珍しいコーナーもある。湯上りにはレストランで休憩・食事ができ、ここからの眺望も抜群だ。「望郷の湯」は沼田ICから約4kmと近く、レジャー帰りに立ち寄って旅の締めくくるのにぴったりだ。
Photo & Text by Chiho Kuriyama

施設情報

果実の里 原田農園

所在地
〒378-0002 群馬県沼田市横塚町1294
外部URL
http://www.harada-nouen.com/

沼田公園

所在地
〒378-0042 沼田市西倉内町594
外部URL
http://www.numata-kankou.jp/sight/numatakoen/index.html

道の駅 川場田園プラザ

所在地
〒378-0111 群馬県利根郡川場村大字萩室385
外部URL
https://www.denenplaza.co.jp/

望郷の湯(道の駅 白沢)

所在地
〒378-0125 群馬県沼田市白沢町平出1297
外部URL
http://www.boukyou.com/

施設マップ


周辺エリアの記事一覧


観光関連の記事一覧

インプレイ© ImPlay, Inc.