トレッキングやゴルフ、フィッシングなど、アウトドアを楽しむ人から絶大な支持を得ているカシオのプロトレックスマート。そのシリーズの新モデル「WSD-F30」が2019年1月にリリース。従来モデル「WSD-F20」の上位版として開発されたこのスマートウォッチは、野外での利用を想定した優れた耐久性と機能はそのままに、ボディはサイズダウンして軽量化。街にも馴染むカジュアルな印象になっている。アウトドアウォッチとして名高いプロトレックを冠するだけあって、アウトドア・スポーツで役立つさまざまな機能を搭載。実際にどのように雪上で活用できるのか、さっそくスキー場に出かけて体験してみよう。

まずは機能をおさらい

「WSD-F30」は使用しているスマートフォンとペア設定することで様々な機能が使えるスマートウォッチだ。設定するとスマホに入れたアプリをウォッチで操作や表示ができるようになり、スマホの操作がほぼ不要に。設定方法は、スマートフォンに「Wear OS by Google」アプリをダウンロードして、アプリを立ち上げたらBluetoothでウォッチと接続。アプリを最新バージョンにしてから機能を利用する。ウォッチはスマートフォンとペア設定されると、電話の着信や、メールやメッセージが届いたときに通知されるようになる。メールなどの返信は、ウォッチから音声によってテキスト入力できるので、いちいちスマートフォンを取り出す手間が必要なくなるのだ。マップも表示でき、GPS機能によって現在地や移動軌跡の確認も可能になる。マイクに「OK Google」と話しかけて知りたいことを検索するなど、手元ですべての操作を完結できるようになる。では、これらの機能を上手に使いながら、仲間と一緒にスキー&スノーボード旅行に出発だ!

[6:00集合]メンバーの位置をGPSで確認

今回、一緒に滑りにいくのは会社のメンバー3名。先輩であるジュンが、後輩のユウとアンを誘って日帰りで丸沼高原スキー場に出かけることに。当日の早朝、待ち合せは高速道路のSA。そこからジュンが、ユウ&アンを誘導しながらスキー場へと向かう。ひと足先に到着した後輩2人は、レストランでお茶休憩中。ジュンは後から到着したが、広いSAでも「CASIO MOMENT LINK」アプリで連絡をとればスムーズにみんなと合流できる。
みんなとの連絡手段は、カシオのオリジナルアプリ「CASIO MOMENT LINK」を活用。アプリ内でつくったパーティーのメンバー同士で位置情報を共有でき、メッセージのやり取りもできる便利なアプリだ。プロトレックスマートのウォッチを持っていなくても、このアプリは利用が可能。3人は前日のうちにアプリをダウンロードしてパーティーをつくり、当日はお互いの位置を確認しながら待ち合わせ場所に集合。ほかのメンバーが寝過ごさず、ちゃんと家を出発しているかどうか確認できるし、今どのへんにいるのかも分かるから便利なのだ。
パーティーをつくったメンバー同士でメッセージのやり取りも可能。パーティーは24時間で終了するので、日帰り旅行の連絡ツールとしてぴったりなのだ。

[6:30移動]現地の天候をウォッチでチェック

メンバーが揃ったら目的地に出発。ドライブ中、今日の天気が気になるアンはウォッチで現地の天候をチェック。「今日の丸沼高原の天気は?」と話しかけると、晴れの予報が表示された。きれいな青空の下で滑れると分かれば、気分もウキウキ。到着前から気分がアップする。

[9:00滑走]いよいよスキー場で滑走!

スキー場に到着すると、チェックした予報通りに天候は安定。雪もたっぷり積もっている。さっそく身支度を整えて、元気よくコースに飛び出した。ゲレンデトップが標高2000mもある丸沼高原スキー場は雪質抜群。最長滑走4000mのロングコースも楽しめる、滑りごたえ十分の環境だ。
きれいに圧雪されたフラットバーンをみんなでワイワイ、ロングクルージング。何度も訪れたことがあるジュンが、後輩たちを案内しながらコースをめぐる。
スキー歴が長いユウの滑走技術はなかなかのもの。斜度のあるコースをキレあるエッジングですいすいとターン。

スキー向けのアプリを使って滑りを楽しむ

「WSD-F30」はさまざまなアクティビティに適したアプリをあらかじめ搭載している。そのひとつの「スノー」モードは、起動すると移動した軌跡やトップスピードを計測するというもの。計測データはGoogleドライブにバックアップすることもできる。
「スノー」モードで計測した移動距離や高低差はウォッチで確認可能。マップも表示されるので滑ったコースも把握できる。
▲ウィンタースポーツ向けアプリ「Ski Tracks」(提供元:Core Corders,.Ltd)▲

「スノー」モードは「WSD-F30」にあらかじめ搭載されたアプリだが、Google Playストアから、ダウンロードして利用する「Ski Tracks」もおすすめのアプリだ。最高速度や高度など、スキー&スノーボードに特化した細かなデータを計測でき、シーズンを通して滑走のログをとることができる。このアプリも、WSD-F30に対応しているので、さっそく活用してみた。
これらのアプリを使って、ジュンとユウはスキーとスノーボードのどちらが早いかスピード競争することに。
滑り終わったらお互いの滑走ログをチェック。先にゴールしたのはジュンだが、トップスピードが早かったのはユウ。「もうひと勝負しよう!」と、2人はまたリフトで山頂に向かう。アイデア次第でアプリの活用方法はどんどん広がっていくのだ。

[12:00ランチ]離れた仲間とウォッチを通じてコミュニケーション

一方、アンはひと足先に休憩タイム。スピード競争に熱中する男子に「そろそろお昼にしよう」とメッセージを送る。メッセージはウォッチから音声入力によって送信。メッセージの送信は、「CASIO MOMENT LINK」のほか、各種メッセージアプリにも対応する。
メッセージが届くとウォッチに通知される。返信のテキストもウォッチで作成して送信できるので、スマホをいちいち取り出す手間がない。
アンが伝えたレストランに男性メンバーも向かい、お待ちかねのランチタイム。メンバーが別行動をしていても、このウォッチにインストールしたコミュニケーションツールで簡単に連絡を取り合って、スムーズに合流することができる。

[13:00]午後もたっぷり滑走!

おいしいランチでエネルギーチャージしたら、午後も再びロング&フラットバーンを堪能。広いコースは高速カービングも地形遊びも思いのまま。もしはぐれてしまっても、ウォッチで簡単に連絡を取り合えるので安心だ。
アウトドアに特化した機能をもつプロトレックスマートのなかでも、「WSD-F30」は米国国防総省が制定する耐久試験「MIL-STD-810G」に準拠したタフなスマートウォッチ。充電式でありながら、水濡れに強く、パウダーランで雪まみれになっても心配無用。さまざまな機能を活用できる分、バッテリー消費は多くなるが、設定によってバッテリー寿命を伸ばすことができる。通常利用なら約1.5日だが、エクステンドモードで最大3日、マルチタイムピースモードなら約1カ月と、利用シーンによって3つのモードを使い分けられる。

オプションの交換バンドもあり

「WSD-F30」は、通常のソフトウレタンバンドを別売りのロングタイプのクロスバンドに交換できる。バンドが長めでウェアの上から装着できるうえ、ベルクロタイプなのでグローブをはめたままでも簡単に着脱可能。

[16:00]ウォッチひとつで冬の旅を便利で楽しく

夕方までたっぷり滑ったら、疲れた体を温泉でリフレッシュ。丸沼高原スキー場はセンターステーション内に日帰り温泉施設があるほか、最寄りのICに向かう途中にも温泉施設がいくつもある。食事処も多いので、入浴も食事も済ませて帰路につける。おすすめの温泉や飲食店の検索も、このウォッチがあれば簡単。
多機能搭載の「WSD-F30」は、雪山でも大活躍。アプリを増やして自分の使いやすいようにカスタムすれば、旅に必要な情報もコミュニケーションもすべて手元で行える。このシーズンは、コンパクトで便利なプロトレックスマート「WSD-F30」を相棒に、快適な冬の旅へと出かけよう。
撮影協力:丸沼高原スキー場 https://www.marunuma.jp/winter/
text:Chiho Kuriyama
photo:Tomohiro Watanabe

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