恵まれた降雪量と雪質で、パウダー好きから絶大な支持を得ている野沢温泉スキー場。スキー場内にはオフピステのパウダーコースが多数あり、降りたてのふわふわの新雪を存分に味わうことができる。その感覚は、一度覚えたらまさに病みつきだ。近年は外国人スキー&スノーボーダーからの人気も高まり、降雪後の朝イチのゴンドラには、ファットスキーやパウダーボードを抱えたパウダージャンキーたちが長蛇の列をなしている。
パウダースノーの宝庫である野沢温泉のバックカントリーは、パウダー好きにとって魅惑の地。ゲレンデでは味わえない手つかずのパウダーと景色に出会うことができるのだ。だが、スキー場の管理区域外に飛び出し、自然のなかで滑降を楽しむバックカントリーでは、雪山に潜んでいるさまざまな危険に対するリスクマネジメントを含め、すべての行動が自己責任となることを十分に覚えておいてほしい。
それを踏まえたうえで、野沢のバックカントリーの楽しみ方を紹介しよう。

バックカントリーに潜むリスク

近年、バックカントリーの人気が上昇しているとともに、山での事故や遭難が増加している。野沢温泉村では、管理区域外を滑走するスキーヤーやスノーボーダーがあとを絶たないことから、管理区域外で遭難して救助された者に対し捜索救助費用の弁償を求められる「野沢温泉村スキー場安全条例」を2010年から施行している。それほど雪山にはさまざまなリスクが潜み、どれだけ経験を積んだ者でも予測不能の事態は起こりうるということ。そんな不安要素をできるだけ排除し、バックカントリーを安全に楽しむためには、装具やそれなりの知識が不可欠だ。
だが、よっぽど山に精通した人じゃない限り、バックカントリーを楽しめないというわけではない。ある程度の滑走レベルがあれば、ガイドツアーに参加してバックカントリーを楽しむことができる。あくまでもツアーは100%安全を保証するものではないが、プロのガイドがコンディションやレベルに合わせ、参加者をより安全に楽しくバックカントリーの世界に誘ってくれることは確かだ。

野沢温泉スキースクールバックカントリーツアー

野沢でバックカントリーを楽しみたいなら、野沢温泉スキースクールが運営するバックカントリーツアーに参加してみよう。地元に精通し、地形を知り尽くしたメンバーが、安全で楽しいバックカントリーエリアへと案内してくれる。基本的なツアーは縦走ツアーで、個人ではなかなか行けないところへと案内してくれるぞ。対象は中上級レベルのファミリースキーヤーで、ツアーを通してゲレンデとはひと味もふた味も違う斜面と風景を堪能しながら、自然の中での安全のための行動原則や雪や積雪などを体感できる。ビーコン・ショベル・プローブのレンタルが無料というのもうれしいポイントだ。

スキー場から東大滝・七ケ巻集落への縦走ツアー

野沢温泉スキー場から越後の大パノラマを満喫しながら、オープンバーンあり、原生林あり、植林地ありの豊富な地形変化の斜面での滑走を楽しめるのが、東大滝コースツアー。ツアーの開始標高、最高標高地点ともに1300m付近で、総滑走距離は約7km、(ベーシックルート)、行動時間およそ6時間半の1dayツアーとなっている。しっかりと手順を踏まえ、野沢温泉でのバックカントリーを存分に楽しんでほしい。
●料金:¥13000(ツアー代金・リフト・ゴンドラ代金・オリジナルランチ 込)
野沢温泉スキースクールが開催するバックカントリーツアーに参加して、ゲレンデでは味わえない感動を、ぜひ体験してほしい。
text : Kensuke Itahara

施設情報

野沢温泉スキー場

所在地
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7653
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0028s.htm

野沢温泉スキースクール

所在地
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8005-2
外部URL
http://nozawaski.com/school/

施設マップ


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