ニセコユナイテッドでは、国内の他ゲレンデにおいてはロープを張って滑走禁止とするようなエリアを、下記に挙げる最低限の規制と共に「ゲート」を設けて解放している。これまで雪山での死亡事故が度々起こってきたことから、コース外滑走の「禁止」で人命は救えない、「禁止」したところでまた事故が起こり、大切な命が奪われてしまう可能性が高いという考えがあるからだ。沢山の人々が関わり、2001年の制定までに約10年という長い時間をかけて作り上げられたこのニセコルールにより、私たちは「滑走の自由」を手に入れている。素晴らしい斜面で最高のパウダースノーを楽しむことができるのも、ニセコルールがあるから。地元住民、シーズンスタッフ、観光客、ニセコの山を楽しみたい人は誰でも例外なくニセコルールを守らなければならない。ニセコルールの尊重を。

ルール01.立ち入り禁止区域にいかなる理由があっても入ってはならない

春の滝、湯の沢という完全立入禁止区域は、過去に亡くなっている方々がいる場所。雪崩リスクが高く命を落とす危険性もあるので絶対立ち入らないように。例え侵入したラインがあったとしても、それに誘発されてはならない。そんなリスキーな場所に行かなくても、ニセコエリアには十二分に楽しめる場所が山ほどあるのだから。

ルール02.ロープをくぐってはならない。スキー場外へはゲートから出ること

ロープが張られているということは、その先に危険が潜んでいるという注意喚起。その先に素晴らしい斜面が見えたとしても、決してロープをくぐらないように。ニセコエリアには合計11ヶ所のゲートが設置されており、そのゲートを通ればスキー場外へ出ることもできるので、ゲレンデ管理区域外へ行く場合でもロープをくぐる必要はない。

ルール03.スキー場外の安全管理は行われていない

スキー場外はゲレンデの延長ではない。ゲートを一歩出ればそこはバックカントリーエリアなので、例え事故が起きても全て自己責任。ゲレンデアクセスだとしてもアバランチギアを携行するのが望ましい。また、遭難等の可能性もあるので、事前に正しいルートの確認をはじめ、雪庇やクラック、川など危険な個所も確認しておこう。

ルール04.ゲートが閉じられているときはスキー場外へ出てはならない

「吹雪とその直後は雪崩リスクが高い」と言われるように、雪崩には“発生しやすい条件”があり、様々な条件を加味した上でニセコエリア各ゲートの開閉は決定される。ゲートが閉まっているという事はスキー場外は危険な状況なので、無視してゲレンデ外へ出るのはNG。ゲートが閉じられている時はスキー場内で安全に楽しもう。

ルール05.ニセコ雪崩情報はニセコルールの公式情報である

ニセコ雪崩情報では、雪崩リスクや各ゲレンデの積雪情報、雪質、ゲートの開閉予定等の情報がシーズン中ほぼ毎日更新される。特にニセコでの滑走日数が多い人は、この情報を毎朝チェックするという人が多い。ウェブサイトをはじめ、各ゲレンデのリフト乗り場、各ゲートなどにも掲示されているのでぜひチェックよう。

ルール06.スキー場外での捜索救助には費用が請求される

ゲートを越えたらスキー場管理区域外となるので、例え事故が起きても全て自己責任。スキー場パトロールが真っ先に救助へ向かうと想定されるが、ゲレンデ内での事故とは違い捜索救助費用の実費が請求されることになる。明日は我が身ということを肝に命じ、ゲートを越える際は最低限のアバランチギア携行がオススメ。

ルール07.スキー場パトロールの指示に従うこと

パトロールの方々は、ゲレンデ内はもちろん、ゲート先の状況も私たちより明確に把握している。彼、彼女らは常に利用者の安全を考えていて、その上で注意喚起や指示を出してくれているので、スキー場内で滑走している場合はもちろん、ゲートを越えた先でも各パトロールの指示に従うこと。また、罰則を受ける際も素直に従おう。

ルール08.小学生のみのスキー場外滑走を禁止する。ただし少年団活動など指導者及び保護者同伴時を除く

先述の通り、スキー場外はバックカントリーエリアとなるので、雪崩・遭難等予期せぬ事態も考えられる。まだ危険回避能力が低いと考えられる小学生以下だけでの滑走は大変危険なので禁止されている。また、小学生以下に限らず、子供たちだけでゲートを越えようとしている場面に出くわしたら注意喚起をしてあげよう。

09.スキー場と地域は利用者の自由を尊重し、その安全に重大な関心を持つ

スキー場関係者、ニセコ雪崩研究所、そして地域の人間達が一丸となり、時間をかけて作り上げてきたのがニセコルール。「禁止」や「自己責任」ではゲレンデアクセスからの雪山事故はなくならないという、これまでの経験に基づいたものだ。ニセコルールにより、私たち利用者は素晴らしい斜面を滑ることができている。ニセコルールの尊重を。
補足
・ニセコルールの違反者はリフト券を没収します。
・ロープをくぐる行為は他の人にルールを破るきっかけを与えます。
・多くの雪崩事故はふきだまりや雪の張り出し(雪庇)が発達する吹雪の中で起きています。
photo & text: Natsuko Matsumura

施設情報

ニセコHANAZONOリゾート

所在地
〒044-0082 北海道虻田郡倶知安町岩尾別328-1
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0945s.htm

ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ

所在地
〒044-0081 北海道虻田郡倶知安町山田204
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0148s.htm

ニセコビレッジスキーリゾート

所在地
〒048-1592 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0119s.htm

ニセコアンヌプリ国際スキー場

所在地
〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0260s.htm

施設マップ


周辺エリアの記事一覧


スキー&スノーボード関連の記事一覧

ぐるなび© Gurunavi, Inc.