家族で行くスキー場を考えたら「子どもがどうやって楽しめるか?」を考えるのは当然だけど、そこそこ滑れるファミリーならば「滑る楽しさ」を優先して選ぶのもオススメだ。注目は群馬県の丸沼高原スキー場。首都圏からクルマでアクセスしやすく、標高2000mと雪質も眺望も抜群のゲレンデトップへは快適なゴンドラを利用し、約4キロのダウンヒルを楽しむことができ、スノーエスカレーターが設置されているソリ&ビギナーゲレンデは無料。そして新しい施設「センターステーション」内には日帰り温泉施設もあり、大人も子どもも大満足間違いなしの丸沼高原へ行ってみよう!
撮影・文/渡辺智宏

新築のセンターステーションがお出迎え!

昨年11月、新施設「日光白根山ロープウェイ・センターステーション」がオープン。センターステーション内にはリフトチケット売り場や売店、更衣室にロッカールーム、日帰り温泉施設も完備。
これまで駐車場からゲレンデは階段を上らなければならなかったが、エスカレーターが設置されているので小さな子どものいるファミリーにも快適。ゴンドラ乗り場までのアクセスもより便利になり、センターステーションの入口に入った瞬間から、きっとワクワクしてくるはずだ。

早速ゴンドラでゲレンデトップへ。抜群の眺望と雪質を満喫!

今回モデルになってくれたファミリーは、アルペン競技選手で元ナショナルチームに所属し世界選手権にも出場したお父さんと、競技や基礎スキーの選手やモデルとしても活躍しているお母さん。シーズンの忙しい合間に子供たちとスキーの思い出を作りたいと丸沼高原を訪れ、日帰りスキーを楽しんだ。息子はまだ4歳で今年5歳になるが、この2人の子供とあって、よほどの急斜面以外は滑れるレベル。初めて来たスキー場と、ゴンドラからの素晴らしい景色に期待と不安(?)を寄せながらゲレンデトップへと向かった。

極上のコースコンディションでロングランも快適!

雄大な日光白根山をバックに、いよいよ滑走スタート。少しだけゴンドラの下を滑りながら「からくらコース」へ。ゲレンデ上部ということで雪質が良いことと、適度の斜度変化があって人気のコースだ。
子どものペースに合わせながら、みんなでウォーミングアップ。
他のスキーヤーや、スノーボーダーに気を配りながらレッツ・ファミリースキー!
「からくらコース」から、そのまま「ローズコース」へ。コースの接続部付近は斜度の緩いところが少し続いているので子供のスピードをできるだけキープするように、フォローしてあげよう。
ローズコースの上部からは眼下にゲレンデ下部と、その奥に雪に覆われた丸沼の湖面が次第に見えてくる。
ローズコースの中間部は、斜度が少しきつめ。スピードの出過ぎに注意し、安全第一でしっかりコントロールして滑るようにしよう。
3人は「ローズコース迂回」経由で「バイオレットコース」へ。やや斜度があるものの幅が広くて滑りやすい。
「バイオレットコース」を選んだのは「ブルーコース」へ向かうためでもある。ローズコースをそのまま滑れば「ブルーコース」へと滑り込めるが、ローズコース下部は斜度がきついので、バイオレットコースで迂回して途中から左斜め方向へローズコースを横切るように滑走ラインを変更。
お父さんがわざわざ「ブルーコース」を選んだのは、ここがスキー専用コースであり子供と一緒に滑るのには最適なのと、そろそろ足に疲れも出ていることを考えて斜度の緩いコースのほうが安全で滑りやすいだろう、というのが理由。
丸沼は雪質だけでなく、滑りやすいコンディションを提供することにもこだわって整備をしている。滑るのが楽しいのはもちろん、子供の上達も早くなる、というワケだ。
「ブルーコース」の脇に造られていたウエーブもバッチリと整備が入っていて、滑りやすいので、子どもも大喜び。
「ブルーコース」からセンターハウスやゴンドラ乗り場方面へ行くにはコース途中で右斜め方向へ。リフト乗り場まで降りてしまうと、少し登らなければならないので注意しよう。ここまでのコース選びが、ゴンドラ回しで、ゲレンデトップからボトムまで滑りたい家族にはおすすめ。そして3人は再びゴンドラに乗ってゲレンデトップを目指した。

たっぷり滑ったら、しっかりランチ!

ランチはセンター内のレストラン「プラトー」へ。子供の様子を見ながら、きちんと食事し、しっかり休息しよう。プラトーには人気メニューがたくさんあり、子供から大人まで満足の美味しさが自慢だ。
お腹が空いて、待ちきれない息子は早くもお母さんにおねだりし「いただきま~す」。
女性に人気なのは「チキン・トマトソース」(ライスとスープが付いている)。ヘルシーだがボリュームもあってコスパが高い。
子供には「オムハヤシ」が定番メニューとなっていて、家族揃って大満足。
食べてみて欲しいのがじっくり煮込んだ「もつ煮」が絶品。ビールのお供に最高のパートナーであることは間違いないが「何かもう一品・・・」という場合にも選んでほしいメニューだ。

コース脇のカベ遊びが丸沼の醍醐味!

しっかり休んで、お腹いっぱいになって元気を取り戻し、再びゴンドラに乗車。コースにも慣れて、かなり余裕の表情も。
「がったーーーい!(合体)」と言ってお父さんが息子を抱え、スピードを上げながらコースの法面(のりめん)、雪のカベに向かって、グングンと加速。
そのままカベを登り、向きを変えて急降下。
ビックリした表情ながら「おもしろい!ジェットコースターみたい」と大喜び。実はコースの端、法面まで使って遊ぶことができるのが、丸沼のおもしろさでもある。
丸沼の楽しさを知った後はコース端をメインに、カベを使って家族みんなで大滑走。
息子の目の前で、本気でカベに当て込むお父さん。
さすがの滑りに、見ていたスノーボーダーたちからも歓声が(笑)。
その後も家族みんな、それぞれ思い思いの滑りで満喫したのでした〜!

ソリ&雪遊びだって楽しさいっぱい!

オレンジコース下部にはキッズパーク&ビギナーエリアがある。まだ滑りを楽しむのはちょっと早いとか、リフトに乗るのが難しいというファミリーが楽しく遊ぶことができるスペースだ。スノーエスカレーターが設置されているので斜面を登るのも簡単。数に限りがあるが無料のソリまで用意されている。
スペースの片隅に雪が高くもられた小山も子供たちにとっては絶好の遊び場。天然の滑り台となって楽しく遊ぶこともできる。
ビギナーエリアはファーストステップのレッスンにも最適。もちろんスノーエスカレーターを利用できる。
遊び疲れたら、休憩は「高原の駅・丸沼」が近くて便利。畳敷きのスペースで食事もとれるので、小さい子どものいるファミリーなどには特におすすめだ。混雑する週末などはスペースを予約することもできる。料金は1日1テーブルで4600円。この料金には3600円分の食事券が付いてくるので、実質1000円でスペースを確保できるのだ。1テーブルにつき5名まで利用可能。予約は事前に電話(0278-58-2211)でOK。ただし有料テーブルも含め飲食物の持ち込みは不可となっているのでご注意を。

まだまだファミリーへのオススメがいっぱ〜い!

食事や休憩を楽しむなら「バイオレットコース」下部にある「とんふぁん」もオススメ。子供たちが大好きなケーキの種類も豊富に用意。
楽しいコースにおいしいケーキで「また丸沼に来た〜い」と子供に甘えられてしまうかも(笑)
レストラン「とんふぁん」は、甘いスイーツだけでなく、食事も充実。おすすめは「ジンギスカン」。ご飯とのセットだけでなく、ビールのセットもあるので、お好きなほうでガッツリといっちゃいましょう!
天気が悪かったり、外遊びに飽きてしまったら、室内にも楽しめるスペースが確保されている。大型でいろいろなカタチのキューブが置いてあり、もちろん無料で遊ぶことができる。
遊び方は自由。キューブを積み上げたり、飛んだりしても構わないが、ケガをしないように。また他の子どもとトラブルにならないように、きちんと見守ってあげること。
センターステーション3階には有料のレンタルルームもある。専用の休憩スペースがあると、特にファミリーにはとても便利で助かる。完全予約制で平日は5000円、土日祝日は8000円。利用時間は朝8時30分から16時30分まで。

帰る前には、お土産の購入や温泉も楽しもう!

センターステーション1階には売店があり、ビーニーやグローブなどのアクセサリー類から丸沼高原オリジナルのお土産まで、幅広く商品を購入できる。
群馬県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」グッズは、子ども達に大人気。
地元片品村特産品や丸沼高原オリジナルのお菓子もオススメ!
丸沼高原オリジナルのお土産の中でも特に注目が高いのはダケカンバの樹液を使って作った天然成分の石鹸が、女性を中心に大好評。子供たちにも使いたいと購入するファミリーも多い。
「ダケカンバ石鹸」は丸沼高原のネットからも購入することができるぞ。
MARUNUMA STORE http://marunuma.net/
センターステーション2階には、日帰り温泉施設「座禅温泉」があり、料金は大人600円、小学生は400円。ちなみに使用済みリフト券を入浴受付で返却精算すると入浴料が50円割引になるので是非利用しよう。
※入浴時間:13時〜17時まで
サウナルームも完備!
女性もうれしいキレイな脱衣所に、洗面スペースも大好評。
出入り口の近くには畳敷きの小上がりのスペースがあり、湯上がり後の小休憩や待ち合わせに使える。1日中滑って遊んで、疲れた体を癒やして帰ることができる丸沼高原スキー場で家族みんなで楽しい時間を過ごしましょう。

丸沼高原スキー場

丸沼高原は日光国立公園日光白根山山麓にある通年リゾート。約6ヶ月ものシーズンの長さと日光白根山ロープウェイを使ってゲレンデトップから約4キロのロングランを楽しめることでも人気を集めている。スノーシーズンだけでなくグリーンシーズンにも、ロープウェイを使った白根山登山、自然、史跡散策をはじめ、サマースキー、オートキャンプなども提供して賑わっている。

周辺エリアの記事一覧

スキー&スノーボード関連の記事一覧

ニセコルールの尊重を

バックカントリー / パウダースノー / エキスパート / ローカルルール / ニセコ / 北海道 

ニセコエリアのスキー場ってどんなところ?

パウダースノー / ニセコ / 倶知安 / 北海道 

駅からバスで行ける、みなかみエリアのスキー場

交通・アクセス / アクセスがいい / みなかみ / 群馬県 

みやぎ蔵王 キャットツアー

バックカントリー / スノーシュー / キャットツアー / 樹氷 / 蔵王 / 宮城県 / 山形県 

湯沢エリアのスキー場ってどんなところ?

温泉 / パウダースノー / アクセスがいい / お酒 / 湯沢 / 新潟県 

野沢のバックカントリー

バックカントリー / パウダースノー / エキスパート / ツリーラン / 野沢温泉 / 長野県 

野沢温泉スキー場ってどんなところ?

パウダースノー / 野沢温泉 / 長野県 

シャトルバスの活用方法

交通・アクセス / 白馬 / 長野県 

白馬のバックカントリー

バックカントリー / パウダースノー / エキスパート / ローカルルール / 白馬 / 長野県 

HAKUBA VALLEYってどんなところ?

パウダースノー / 白馬 / 長野県 

ぐるなび© Gurunavi, Inc.