小池 学 (通称=J様)

出身:長野県佐久穂町
年齢:39歳
家業:瓦屋
スノーボード歴:21年

岡本圭司率いるプロフェッショナルスノーボードチーム「HYWOD(ハイウッド)」の主力メンバーとして映像作品に出演し、圧雪バーンからパーク、バックカントリーに至るまで、様々なフィールドで活躍するオールラウンドプレイヤー。その華麗な滑りからプロアマ問わず多くのスノーボーダー達に影響を与え、現在は家業の瓦屋を継ぎ、スノーボードとの二足の草鞋で活動する異色のスノーボーダー。

今回は、「スタイル」に定評のあるJ様をお招きし、多くのスノーボーダー達が悩む「スタイル」についての疑問を解決すべく、「いかにして彼は自身のスタイルを確立していったのか」を探るため、密着取材を行いました。

舞台は彼がプライベートでよく滑りに行くという斑尾高原スキー場。そこで彼は何を語り、どんな滑りを見せてくれるのか。第1弾では、ある程度スキー場全体を滑れるようになった「初級者・中級者の方々向けスタイルの見つけ方」について、”J様”の考え方をお伺いします。

”スタイル”ってなんなの?

スノーボードの世界にいると「スタイル」って言葉をよく聞いたり目にしたりすると思うんだけど、「スタイル」って言葉の定義が曖昧だから、よく分かんないよね。でもね、この言葉ってスノーボードをする上では凄く大切な言葉なんだ。俺もよく「スタイリッシュ」とか「スタイル出てますね」って言われるんだけど、それは、俺が「なりたい自分」を明確に持っているからなんだ。どう生きていきたいのか、どう滑りたいのかってのをね。これを語り出すと長くなっちゃうからまたにするけど、スタイルを一言で言うと「自分らしさ」、すなわち、それを誰かと比べるのではなく、自分の滑りたいように胸を張ればいいんだよってこと。それが”あなただけのスタイル”なんだよ。

「誰かを真似してもいいんだよ」

スキー場で滑っている時、誰かの滑り方や着こなしが「かっこいいな~」思ったことあるでしょ?そんな時は、真似すればいいんだよ。誰かを見て「かっこいい」って思う感性がスノーボードにはとても重要で、真似をしたところでその人にはなれないんだし、影響を受けることで「自分らしさ」に近づいていけるって俺は思うよ。だから、今回はこの場を借りて俺のスタイルを紹介するから、それを参考にするにしてもしないにしても、それがあなたのスタイルだからね。

”J-スタイル”その1 滑る時はとにかく小さくなること

まずは俺の滑り方の”スタイル”なんだけど、どんな場所を滑る時だって「とにかく小さくなる」ということ。お尻が雪面についちゃうぐらい小さくなりたいんだ。

from 小池 学 (通称=J様)

どう?すごく小さくなってるでしょ。板の上で小さくなれるってことは、ある程度滑れるようになった人しかで出来ないことだから、自分のスキルを測る上でも一度試してみてほしい。

俺はいつもスキー場に着いたら、準備運動を兼ねて「板を履かずに自分が思う理想的な滑走姿勢」をやってみるんだ。身体にスタイルを叩き込む。そうすることで、滑り出した一本目から自分のスタイルを出せるようになるんだ。

”J-スタイル”その2 スタイルを出すための場所とは

大抵のスキー場のコースは、上級・中級・初級・ツリーランで構成されてんだけど、「どのコースが一番スタイルを出しやすいか」。それはね、実は初級コースなんだ。なんでだか分かる?それは斜度と難易度が関係しているんだけど、斜度のキツい上級や中級コースや、複雑な地形と壁で構成されているツリーランコースは、滑り下りることに必死になっちゃって、スタイルどころじゃなくなっちゃうんだよ。滑り下りたという達成感は残るけど、大事なのは自分らしく滑れたかってこと。だから、まずは初級コースで自分にスタイルを叩き込んで欲しい。

”J-スタイル”その3 俺が斑尾高原スキー場を選んだ2つの理由

前項で、スタイルを出すには初級コースって言ったけど、もちろん、滑りが上手くなれば上級コースやツリーランコースでスタイル出すことも可能だよ。けどね、そうなるには相当のスキルが必要だし、もし、現段階でそこでスタイルを出せるって人はプロになった方がいいよ。
でね、俺が斑尾高原スキー場を選ぶ理由が二つあって、一つは、ほとんどの初級コースの脇にリフトがあるということなんだ。リフトからコースが見えるってことは俺の滑りを見て「かっこいい」って言ってもらいやすくなるということでしょ?初級コースのおすすめは「クリスタルコース」。幅も広いコースだから、存分にスタイルを出せる最高のコースさ
もう一つは、ツリーランコースが充実しているからなんだ。ツリーランコースは超上級コースだから、スタイルを出しにくいんだけど、逆にそこでスタイルが出るってことは、相当なスキルの持ち主ってことでしょ?みんなも目立つ場所、上級コースでスタイルを出せるように頑張ろうね。おすすめは「SAWA2」って言う新しいコース。沢地形になっていて壁のピークで小さくなれた時は最高の気分だよ。

”J-スタイル”その4 斑尾高原スキー場のキッカーの位置が最高

斑尾高原スキー場には、最も人の集まる「レストランハイジ」から、キッカー(ジャンプ台)が見えるんだよ。すなわち、そこを飛べば目立てるってこと。しかも、そのサイズが約8~10mだから小さすぎず大きすぎず、スタイルを出すにはちょうどいいサンズなんだよ。目立つから転んだら恥ずかしいじゃんって人はゲレンデで試す前にキングスやクエストっていうオフトレ施設が全国にあるから、そこでコソ練するといいよ。ジャンプした時も小さくなれるとかっこいいと思うよ。

”J-スタイル”その5 番外編 俺のファッション

「スタイル」ってのは、決して滑り方だけじゃないと、俺は思ってる。例えばウエアの着こなしね。俺は最近、ウエアの中は「チェック柄のシャツ」、パンツは「ビッグシルエット」が好きなんだけど、中にシャツを着ると結構寒いし、ビックシルエットのパンツを履くと風の抵抗も受けやすいから、正直滑りにはあまり向いてないんだよ。でもね、ファッションってそういうものだよね。それが俺のスタイル。俺は見られる立場の人間だし、見られたいって思ってるから、常にファッションは意識していたいね。

”J-スタイル”その6 番外編 レストランでの立ち振る舞い

コロナ禍にある今、レストランの中は比較的静かに過ごしている人が多いけど、通常時は結構大声で話している人が多いんだよ。もちろん友達や家族と楽しい時間を過ごすことはいいことだしワイワイするのもいいんだけど、俺はそれに加え、作ってくれた人や、一緒に滑っている道具への感謝の時間にしている。だからレストランでは、道具を綺麗に整え、料理に手を合わせるようにしている。そして、セルフで下膳するときもスタッフの方に「ありがとう」って言うようにしている。「見た目のスタイル」も大事なんだけど、「心のスタイル」も美しい人に俺はなりたいな。

”J-スタイル”その7 番外編 景色や自然を楽しむ

スキー場って山の上にあるでしょ?ってことは、景色が綺麗だし、街にはない自然に溢れているんだよ。だから俺は、スキー場に来たときは「景色や自然と調和する」ことにしている。山頂付近や景色の綺麗なカフェは要チェックだよ。俺が好きな斑尾高原スキー場のおすすめ場所は、上部からの絶景だったら「第3リフトか第13リフトの上部」もしくは「野尻湖が見える山頂」かな。
あと好きなのが、条件が整わないと起こらない「木の枝に氷がつく現象」なんだけど、雨が凍ったのか、霧が凍ったのか、はたまた水蒸気なのかを考えていると、地球って不思議だよね。
あと、コーヒーブレイクにおすすめなのが「Aki's pub&cafe 」だよ。お店の前で飲むコーヒーと、最高の景色。そのハーモニーを楽しんでね。

from 小池 学 (通称=J様)

最後に、長々と俺のスタイルを紹介したけど、これはあくまでも俺自身のスタイルで、みんな必ず「一人一人別々のスタイル」があるから、諦めず探してみてね。1人でも多くの人のスタイルが見つかりますように。Jより

photo_kensuke itahara

【撮影協力】斑尾高原スキー場

長野県飯山市と新潟県妙高市の県境に位置する標高1,000mの本格スノーリゾート。豊富な積雪と極上のパウダースノーが世界を知るスキーヤー・スノーボーダーを魅了しています。バリエーション豊かな29のコースは初級者から上級者まで楽しめる。森の中を滑るツリーランコースはコース数・日本一!森を滑る、雪を泳ぐ、そんなmadapowの魅力をあなたにも

施設情報

斑尾高原スキー場

所在地
長野県飯山市斑尾高原
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0202s.htm

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