【フリーライドとは?】

フリーライドとは、自然のままの地形を滑るスキーやスノーボードの遊び方だ。

昨今、スキー場の中に「フリーライドゾーン」「パウダーゾーン」や「ツリーゾーン」といった、自然のままの地形を残した非圧雪のコースを設置するところが増えてきた。

パウダーに適したスキーやスノーボードが各メーカーから発売され、外国人だけでなく日本人でもバックカントリーを楽しむ人が増えてきており、スキー場の中でも圧雪せずに自然のまま残された場所を滑りたいというニーズが高まってきているからだ。

Lotte Arai Resort

(C)ロッテアライリゾートウェブサイトより
例えば2018-19シーズンに、約10年ぶりにオープンした新潟県妙高市にあるロッテアライリゾートのゲレンデマップを見ると、ほとんどのエリアに、自然地形を楽しめるコースがあると言っても過言ではない。

安比高原スキー場

(C)安比高原ウェブサイトより
2018-19シーズンから、5つのツリーランゾーンを開放した安比高原スキー場。

白馬八方尾根スキー場

(C)白馬八方尾根スキー場ウェブサイトより
白馬八方尾根スキー場も、2018-19シーズンに「おむすび」と呼ばれていた非圧雪斜面を、コンディションが安全な時に限定して開放した。白馬八方尾根スキー場は、おむすびの開放にあたって、火薬を含めた雪崩コントロールが出来る人材を新規で採用するなど、安全面でもスキー場はアップデートしている。

スキー場の管理エリアが拡がることで、自然の地形を滑るというスキー・スノーボードの本来の魅力を、多くの人が楽しめるようになっている。

【フリーライドゾーンを楽しむときの注意点】

フリーライドゾーンを楽しむ時は、必ずそれぞれのスキー場によって異なるルールに従おう。

「オフピステゾーン」(下記オフピステマップ上の水色の網掛け部分)という名前で非圧雪、パウダーの斜面を広く開放している、北海道のキロロリゾートでは、オフピステゾーンでの事故についてはスキー場側が責任を取らず、救助作業が発生した場合には別料金を請求すると明記している。
(C)キロロリゾートウェブサイトより  
「オフピステゾーン」に入る前にしっかりとマップを見て、どこから入って、どこに出ていくのかイメージすることが重要だ。

また、紹介したようなスキー場管理エリア内のフリーライドゾーンとバックカントリー(上記キロロリゾートオフピステマップの赤い枠線より外側)にはまた大きな違いが有ることも認識しておかなくてはいけない。

フリーライドゾーンは、キロロリゾートのように救助出来るかどうか責任は負わないという場合でも、何かあったときにはパトロールが来れる準備をしている。しかしバックカントリーでは、たとえ怪我をしたり雪崩にあっても、仲間同士で助け合わなくてはいけない。

境界線の引き方、エリアごとにどういうルールで運用されているかは、スキー場によって異なる。マップを見てもよくわからない場合は、遠慮なくスキー場のスタッフやパトロールに質問してみよう。

スキー場のエリア拡大の動きは始まったばかりで、今後も続いていくと考えられる。スキー場の中でフリーライドを体験し、様々な地形を滑るテクニックを身に着けたら、ぜひバックカントリーにもチャレンジして欲しい。日本には驚くほど素晴らしい雪山が拡がっていることに気づき、スキー・スノーボードの新しい魅力に気づくことうけあいだ。

【観戦・参加におすすめのフリーライドイベント】

今回紹介した、スキー場内のフリーライドゾーンやバックカントリーでこの冬行われるのが、白馬村で昨シーズン行われた世界選手権、Freeride World Tourとその予選大会(FWQ)、ジュニア大会(FJT)。今シーズンは東北初開催の安比高原会場が増え、トップレベルからエントリーレベル・ジュニアまで全部で9つのイベントが行われる予定だ。

スタートとゴールだけが決まっており、下からジャッジが選手の滑りを見て、5つの項目を基準にスコアと順位をつける。事前練習は出来ず、斜面や地形を目で見て、どのラインを滑るかを決めるところが大きなポイントだ。

FWQとFJTは、レベルが「スター」で表されていて、最も低いレベルが1スターになり、スターの数が増えるほどレベルが高くなる。

<FWT JAPAN SERIES 2020 開催概要>

【スケジュール】
※開催週のうち1日で実施(安全に開催出来る日を直前にアナウンス)
※エントリーは2019年11月よりFWTジャパンウェブサイト(https://freerideworldtour.jp/)上で順次開始
(A)
1月13日(月)〜1月16日(木)FWQ Freeride Hakuba 3スター 2020 @ HAKUBA VALLEY
(B)
1月18日(土)〜1月25日(土)FWT Freeride World Tour Hakuba Japan 2020 @ HAKUBA VALLEY
(C)
1月25日(土)〜1月26日(日)FWQ Freeride Maiko 1スター / FJT Freeride Maiko Juniors 1スター 2020 @ 舞子スノーリゾート
(D)
1月27日(月) 〜 1月28日(火)FWQ Freeride Maiko 2スター 2020 @ 舞子スノーリゾート
(E)
2月01日(土) 〜 2月02日(日)FWQ Freeride APPI 1スター / FJT Freeride APPI Juniors 1スター 2020 @ 安比高原
(F)
2月15日(土) 〜 2月16日(日)FJT Freeride Kiroro Juniors 1スター 2020 @ キロロリゾート
(G)
2月18日(火) 〜 2月20日(木)FWQ Freeride Kiroro 3スター 2020 @ キロロリゾート
(H)
3月11日(水) 〜 3月13日(金)FWQ Freeride Lotte Arai 2スター 2020 @ LOTTE ARAI RESORT

観戦におすすめの大会は、日本トップレベルの選手が集う1月13日(月)から始まるFWQ Freeride Hakuba 3スター 2020、直後の1月18日(土)に始まり、世界5,600人の選手の中から選ばれた50人のトップ選手の祭典で同じく白馬で行われるFreeride World Tour Hakubaだ。

<観戦方法などのお問い合わせは白馬村観光局まで>
白馬村観光局
住所:長野県北安曇郡白馬村北城7025
TEL:0261-72-7100
Mail:info@po.vill.hakuba.nagano.jp
FWQ Freeride Hakuba 3スターを八方尾根スキー場内から観戦 (C)Freeride World Tour
北海道キロロリゾートで2月18日(火)から始まるFWQ Freeride Kiroro 3スター 2020も、スキー場から簡単に観戦出来るおすすめのイベントだ。注目度は高く、北海道にお住まいの方は、テレビでの放送も観ることが出来る予定。
スキー場からすぐのFWQ Freeride Kiroro観戦エリア (C)筆者撮影
初めてフリーライドのイベントに参加するなら、1スターか2スターがおすすめだ。

1スターは、ゲレンデの中のフリーライドゾーンで行われ、ゲレンデをどこでも降りてこれるスキーヤー・スノーボーダーなら誰でも気軽に参加出来るイベントだ。1月25日(土)の週末に行われるFWQ Freeride Maiko 1スター(舞子スノーリゾート)、 2月01日(土)の週末に行われるFWQ Freeride APPI 1スター 2020(安比高原スキー場)に気軽にエントリーしてみよう。

腕に自信のあるライダーは、日本トップレベルのライダーにも混ざって滑れる2スターにチャレンジしてみても良い。 2スターの大会は、1月27日(月)に始まるFWQ Freeride Maiko 2スター 2020(舞子スノーリゾート)、3月11日(水)から新潟妙高のロッテアライリゾートで行われるFWQ Freeride Lotte Arai 2スターの2大会となる。
(C)舞子スノーリゾート
昨シーズンロッテアライリゾートの「マムシ」ゾーンで行われたFWQ (C)FWT
10-18歳のジュニアカテゴリ(FJT)も、ゲレンデの中で、大人のイベントと同日に行われる。1月25日(土)FJT Freeride Maiko Juniors 1スター 2020(舞子スノーリゾート)、2月01日(土) / FJT Freeride APPI Juniors 1スター 2020(安比高原)、2月15日(土)FJT Freeride Kiroro Juniors 1スター 2020(キロロリゾート)がジュニアのカテゴリのイベントになる。

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