安比高原 女性編レポート

岩手県の安比高原は豊かな自然が残り、1年を通して男女・年齢を問わず人気を集める大型リゾート。冬は多彩なコースバリエーションを誇るゲレンデと良質の雪が魅力で、滑る以外にもアクティビティやイベントなども充実。今回は東京でOLをしている、昨シーズン、スノーボードをはじめたばかりのミホは、大学のサークルの先輩で仙台在住のカスミに“一緒にスノボに行きたい!”と相談。ちょうど安比高原まで仙台駅から無料の直通バスが出ている事と、カスミが大好きなアーティストが登場するイベントがあり、しかも女性は無料ということもあって目的地はすんなり安比高原に即決。ワクワクの女子ふたり旅は、仙台駅前からスタートした!
撮影&文/渡辺智宏

仙台駅で待ち合わせし、隣接のバスターミナルへ!

都内在住のミホは東京駅から早朝の新幹線で仙台駅へ。改札でカスミと再会後、駅の東口にあるバスターミナルへ向かった。安比高原行きの直通バスは9時5分集合、9時15分出発。ちょっとギリギリになるけど7時代前半に東京駅を出発して9時ちょっと前に着く新幹線(2018年1月現在)でも大丈夫だし、6時代の新幹線で早めに出発し、仙台駅で朝食を食べるというパターンもありだ。
バスの料金は無料だけど、安比高原のホテル(ホテル安比グランド、安比高原温泉ホテル、安比ヒルズ白樺の森)に宿泊する人が対象となるのと、事前予約制(利用4日前の17時まで)なので注意。途中、高速道路のサービスエリアで休憩を挟み、約3時間で安比高原に到着。ちなみに従来の盛岡駅まで新幹線を利用するパターンもあるが、この仙台駅からの無料直通バスを使えば、東京からだと片道で新幹線代とバス代あわせて約5000円も節約ができちゃうのだ。
ホテルに到着後、すぐに滑りたい人ももちろんいるだろうが、腹ぺこのふたりはランチを選択(笑)。ホテル内にあるテラスレストラン「アルベルク」では、人気の「カレー&パスタバイキング」をランチタイムに開催。6種類のカレーや3種類のソースを用意したパスタ、そして焼きたてのピザなどがすべて食べ放題。
カレーはホテル・シェフこだわりの日本風、英国風、ジャワ風など6種類のルーを用意。好みのルーをどれか選んで食べてもいいし、6種類全部の味や辛さを食べ比べてみるのもいい。ご飯だけでなくナンもあるし、ハンバーグやカツ、エビフライなどのトッピングにサラダやドリンクバー、デザートにはフルーツやアイスクリームまで、好きなモノを好きなだけ食べることができるのだ。
釜から取り出したばかりの、できたての熱々のピザが食べられる。ピザの種類はミックスピザとマルゲリータで、どちらも絶品!
そして今季大人気なパスタが、シェフが目の前でパルミジャーノチーズの上で仕上げるカルボナーラだ。ホテル隣にある安比高原牧場の牛乳を使用し、塩加減が絶妙のパンチェッタ、そして仕上げのパルミジャーノのチーズがほどよく混ざりあい、なんとも言えない奥の深い味と香りが楽しめる。もちろん、このパスタも食べ放題!
「あ〜ん、食べ過ぎちゃう(笑)」と言いながらカスミの取った料理にも手を出すミホ。食べ放題なのでカスミも余裕の笑顔。もちろんふたりともデザートのアイスクリームまで完食!

子供に負けずに遊んじゃおう、大人も楽しい「APPIハッピースノーパーク」

おなかいっぱいになって大満足のふたりはレンタルに向かって「滑る準備」。と、なるはずだったが、ホテルの前にある「APPIハッピースノーパーク」で遊んでいる子供たちの姿が見え、思わず「楽しそう!私たちも、遊びたい」とスタッフにダメ元で聞いてみると、大人でもOKとのこと。少し食事に時間が掛かったこともあり、ふたりはスノーパークで遊ぶことにした。
APPIハッピースノーパークはホテル前にあり、入場料は大人1,000円でリフト1日券の購入者は650円で利用ができる。パーク内に置いてあるソリなどの遊具は自由に使うことができる。
チュービングに絶叫するカスミ。「思ったよりスピードが出て、楽しい!」とリピート。
「こんなソリみたことなかったけど、バランスを取るのが難しくておもしろ〜い」と、ミホは持ち手の付いた特殊なデザインのソリ“ジプフィー”で大はしゃぎ。
「何コレ〜、やっばぁーーーーい(笑)!」とカスミがまずトライしたのは“エアーボード”。ゴムボートにうつ伏せの状態で乗って滑る遊具だ。冬季オリンピック種目にもなっている「スケルトン」競技のゴムボート版と言ってわかる人もいるかもしれない。身体を左右に傾けることで方向を変える(ターン)することも可能。低速でもかなりのスリルが味わえると評判だ。
ミホも「ちょっと怖かったけど、なんか笑うしかなかったです。そして、すぐにまたやりたくなった(笑)」

夜はイベントと露天風呂を満喫。初日から大満足でカンパ〜イ!

夜になると、ふたりは「星空キャットツアー」に参加。雪上車で真っ暗な雪原を移動して、満天の星を眺めることができるツアーだ。キャビン付きの雪上車なので移動中も暖かくて快適。観賞ポイントでは焚き火を囲み、温かなコーンスープで暖を取りながら、ガイドが簡単な星空の話をしてくれる。
「ちょっと寒かったけど、寒さを忘れるほど非日常でロマンチックな体験でした」とミホは感動。
ツアーから戻ったふたりは冷えた身体を温めようと、安比温泉「白樺の湯」へ。昨年7月に新登場の露天風呂はとっても広々。内風呂でしっかり温まってからがおすすめだ。通常は、タオル付きで大人1200円だがホテル宿泊者は特別料金で利用できる。
風呂上がりは夕食を兼ねて、白樺の湯と同じ施設内に昨年7月にオープンした炉端割烹「あぶり亭」へ。風呂上がりに一杯やることもできると、安比高原の飲食施設の中でも人気急上昇のスポットだ。
「夕飯がちょっと遅くなってしまったけど、ここの評判を聞いてたから、ここで食べたかった。お風呂上がりにお酒も飲めて、後は寝るだけ〜って幸せ〜!」(カスミ)
海産物の宝庫、日本屈指の漁港のある岩手・三陸海岸が近いとあって「お刺身も最高!」(ミホ)

スノーボードは気軽にレンタル。初心者には使い方などのアドバイスもあり!

移動のことを考えると自分の用具を持ってくるのがちょっと大変と思う人も、安比はレンタルが充実しているので手ぶらでも大丈夫。安比プラザにある「サロモン&アトミックコラボステーション」ではボードからウエア、小物アクセサリーまでレンタルを用意している。朝食後、カスミはボードを単品で、ミホはボードとブーツのをセットをレンタル。
「ミホに教えるのがちょっと面倒くさいというか(笑)、間違ったことを教えてしまうのも悪いので、先生にお任せしちゃいました〜!」(カスミ)。室内でブーツのフィッティングをし、外ではボードの持ち方から指導。ミホと一緒にカスミもこっそり確認(笑)。
ブーツをビンディングにきちんとセットするのも楽しく滑るための重要なポイント。
移動の時の基本的なポジションを説明。片足で蹴って移動する時のコツなど、ミホが気になっていたリフトを降りるときのポイントを伝授。
「こうすればいいのか〜。もう移動もリフトも大丈夫」と、片足で滑るコツを何度か練習してつかんだミホは思わず笑顔に!

雪質良し、コース幅たっぷりで快適クルージングを堪能!

レンタルも借りて、レクチャーも受けて準備万端。ふたりは白樺ゲレンデへ。ここはフード付きクワッドリフトがあるから雪の日も快適。天気も、まるでふたりを応援するかのように、どんどん青空が増えていった。
安比のゲレンデはコース幅が広く、ゲレンデ下部でも雪質が良く、なおかつ完璧なコース整備で滑りやすいので、初級者に最適。ランドマークのホテルに向かって気持ちよく、何度も繰り返し滑り続けていた。
たっぷり滑って、お昼はベースの安比プラザ内になるフードコートへ。中華やイタリアン、郷土料理のコーナーなどもあるから食べたいものが必ず見つかる……、というより、食べたいものが選びきれなくて困る人も続出(笑)。
種類豊富なラーメン、ゲレ食定番のカレーやオムハヤシ、ナポリタンやピザなど気軽に食べれるイタリアンに、和牛あぶり焼肉重や冷麺などの郷土名物の料理といった豪華ラインナップが魅力!
メニュー選びに悩んだふたりは、それぞれ選ぶ料理以外にとりあえず「小美麗華」の看板メニュー“上海焼小籠包”をシェアすることで意見が一致。
ミホは「白銀ミルク鍋」をチョイス。卓上コンロでグツグツやってハフハフ食べて、最後は残った汁にご飯を投入。知る人ぞ知る、安比の人気メニューだ。
そして、シェアした焼小籠包もパクリ。ゲレ食の想像を超えた美味しさに、もう何も言葉が出てこないという感じだった。

お目当てのアーティストのライブ前から、思わずフィーバー!

ゲレンデをたっぷりと滑った後は、カスミの今回の一番の目的とでも言える「APPI BUBBLY DISCO NIGHT 2017-2018」のイベント会場へ。このイベントは、簡単に説明すると「1980年〜1990年代のバブルの時代に多くの人が楽しんでいた空間を再現し、昼間は思い切り滑りを楽しんで、夜も思い切り遊んじゃおう!」と、言うもの。カスミのお目当てはスペシャルゲストとして登場する「MAX」だ。
ランチを食べた安比プラザのフードコートに特設ステージが設置され、DJのゴキゲンな音楽が大音量でかかり、ミラーボールや幻想的な照明でスペシャルな空間を演出。
MAXの登場まで、80年代や90年代のゴキゲンな音楽でウォーミングアップのつもりが、いつの間にかノリノリの状態になったふたり。
スタートから2時間、気持ち良さもマックスになったところでMAX登場!
最前列に陣取ってMAXのスーパーパフォーマンスに盛り上がるカスミ。すでにミホのことはアタマになし(笑)。
MAXのステージが終わって興奮が収まらず、さらに「お立ち台」まで上がって盛り上がる。
最後のスペシャルゲスト、マーク・パンサーのDJプレイが始まると、会場は最高潮の盛り上がりを見せた。
「MAXのライブがスキー場で見られるというからミホを誘って来たけど、このイベントは最初から最後まで、全部楽しかったです!」(カスミ)
今後も1月27日と2月24日、3月17日にスペシャルゲストが登場するので、気になる人はホームページをチェックだ!

夢のような夜の翌日、最終日のシメはゴンドラでロングラン!

前日の滑走や夜のイベントの疲れも見せず、ふたりはゴンドラで山頂へ。ヤマバトコースはミホのような初級者や子供でも気軽にトライできる初級コースながら、そのまま白樺コースへ向かってベースまで滑りきれば、約5キロのロングランが楽しめるのだ!
そんなふたりが、(前の写真で)やる気を見せる前に、実はゴンドラ山頂駅にある「天空カフェ・パノラマ」でしか食べられないスイーツ「メリーゴーランド(アソートベリー)」を堪能。朝食をしっかり食べて来た後にも関わらず……。「見ないでぇ〜、見逃してぇ〜、見なかったことにしてくださ〜い(笑)」と言いながら、あっという間にペロリ。
少しガスが掛かっていたものの、さすがに雪質は極上で気持ちが盛り上がるミホ。
カスミはどんどん上達するミホにビックリしながらも、一緒に滑る楽しさを満喫。
「コースや雪質の良さだけでなく、コースから見える景色や木々の美しさも素晴らしかったです!また絶対来たいです!」(ミホ)
「滑ってよし、ご飯もおいしー、イベントも楽しい、安比は最高!」(カスミ)
ふたりは最後にショップでお土産をセレクト。ミホは人気ナンバー2の「安比ミルククッキー」を手にするも、カスミは人気ナンバー1の「安比高原クリームチーズケーキ」をミホにプッシュ。結局ミホは、両方をお買い上げ!
楽しかった時間はあっという間に過ぎていき、帰りのバスはホテル安比グランドを16時に出発。帰る日もたっぷりと時間を使えるのがうれしい。仙台駅には19時20分に到着予定。東京駅に向かう新幹線に乗り継ぎも余裕だ。

【安比高原スキー場】

東北を代表する人気の高さと規模を誇る安比高原。ゴンドラ2基、高速クワッド3基など合計16基の架かるゲレンデは基本的に上部から下部に向かうほど斜度が緩くなり、初級者から上級者まで楽しめる多彩な21コースを用意。時間と技術にこだわって圧雪した整地コースだけでなく、雪質の良さを活かしてパウダー&ツリーランエリアもある。

施設情報

安比高原スキー場

所在地
岩手県八幡平市安比高原
外部URL
https://www.appi.co.jp
備考
北緯40度に位置し極上の雪質を誇る安比高原は、恵まれた環境と北向き斜面のため、安定したコンディションでGWまでのロングシーズン営業。総面積282ha、コース総延長45.1km、ロングコース主体の全21コースというビッグスケール。山頂からの5.5kmのダウンヒルは初級者でも楽しめる一方、雪が降ればロングパウダー、降らなければ自然コブが延々と続くエキサイティングな約2kmの未圧雪コースもあり。今シーズンは新たに高性能の人工降雪機を14基導入。また西森に続き、ザイラーツリーランゾーンを追加開放。キッズ向けスキースクールやスノーアクティビティの新登場、ホテルや温泉のリニューアルなど話題も豊富。

施設マップ


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