安比高原 大人の休日レポート

若い頃のような底なしの体力はないが、まだまだ遊ぶ体力はある。滑るだけでなく、いろいろな楽しさも追い求め続けたいという“大人”スキーヤー&スノーボーダーには、岩手県にある安比高原スキー場がイチ押しだ。ゲレンデの規模やイベントの楽しさなど『オン』の部分はもちろん、上質なホテルでしっかりと身体を癒やし、ゆっくりとした時間とおいしい食事を堪能する『オフ』の部分も同時に満足させてくれるホテルは、今季リニューアルして、さらに魅力がパワーアップ。長年、日本屈指のビッグリゾートと賞賛され続け、進化を止めない安比高原スキー場。12月に実体験した福原夫妻のご主人・秀行さんのコメントを交え、その魅力をレポート。
撮影&文/渡辺智宏

パワフルな機動力、極上の雪質の良さ、多彩なコースが安比の魅力!

安比高原リゾートは東北を代表する人気の高さと規模を誇る。初級者から上級者まで楽しめる多彩な21コースがあり、その総滑走距離はなんと約45キロ。整地コースは時間と技術にこだわって圧雪し、雪質の良さを活かしてパウダー&ツリーランエリアも用意。整地されたコース、そして広大なゲレンデにはゴンドラ2基、高速クワッド3基などの抜群の機動力がカバーしている。
まずはゴンドラで山頂へ向かい、安比のメインストリート的存在、ハヤブサコースを滑る福原夫妻。

from 夫・秀行

安比高原のゲレンデを滑るのは十数年ぶりかも(笑)。最近はバックカントリーとかでパウダーを楽しむことが多かったけど、久々に安比に来たらベースからゲレンデ全体を見ただけでもワクワクしてきたし、雪質だけでなく眺望も素晴らしくて“フリーランってこんなに楽しかったっけ?”って思っちゃいました!

ハヤブサコース上部の雪質の良さがあまりにも気持ちよく、夫婦仲良く同時にターンと歓声を上げて滑っていた。

from 夫・秀行

どのコースも見通しがよくて気持ちがいいんだけど、とくにハヤブサコース上部の急斜面を滑りきって中斜面に入るところは、コースがホテルに向かっていくような景色で最高。斜度も、ちょうどいい感じになるから大好き!

ハヤブサコースをそのまま滑っていっても楽しめるが、コース上に人が少し増えてくるので、スピードの出過ぎに注意しよう。ちょっと混雑しているなって感じたら、隣のオオタカ・カケスコースへトランスファーするスキーヤー&スノーボーダーも多い。こちらも適度な斜度&ワイドなコース幅で滑りやすく、混雑も少ないのでおすすめだ。
福原夫妻は、そのまま白樺コースを経由してゲレンデベースへ。

from 夫・秀行

安比高原は全体的に上部の斜度が急だけど、だんだん緩くなって、下部は子供たちでも楽しく滑れるようなレイアウトなんですね。で、山頂からのロングコースをず〜っと気持ちいいスピードを持続させたまま滑れるって感じなんです。これに気付いて、これが安比を気持ちいいスキー場って感じる魅力の大きなポイントになっているんだなって確信しました(笑)。後半に斜度のきついコースがあるスキー場だと、さすがに足がヘロってくるけど、安比はずっと滑る気持ちよさが続くんです。なんて大人にやさしいスキー場なんだって、大人になって気付きましたよ(笑)

再度ゴンドラに乗車した福原夫妻は、天気も良かったので眺望のいいセカンドゲレンデへ向かった。

from 夫・秀行

コース最上部の正面に見える岩手山の景色も素晴らしかったのですが、コーストップから滑り出したすぐに岩手山から八幡平へ連なる山なみがきれいに見えてビックリしました(笑)。晴れている時は、安比の中でも1、2を争う眺望の素晴らしさだと思います。その後にザイラーに新しくできたツリーランコースも、もちろんパウダー狙いで滑ってみましたが、2,3日降雪がなかったようなので……、お楽しみは次回ってことで!

リフト終了時間ギリギリまで滑り尽くした福原夫妻は、ベースにあるホテルへと向かって滑った。レモンイエローの外装が、夕日に当たってゴールドに輝いて浮かび上がっていた。

自然豊かなフィールドを、さらに遊び尽くそう!

安比高原の自然豊かなフィールドを活かして、バックカントリーへのツアーやスノーシューなど、いろいろな遊べるポイントを紹介してくれるのが「イーハトォーヴォ安比高原自然学校」だ。ゲレンデを滑る楽しさだけでなく、安比ならではの冬の遊びをしっかりとサポートしてくれるので、やってみたいと思ったことは気軽に相談してみよう。受付場所はホテル安比グランド1F。

from 夫・秀行

バックカントリーのツアーもあるということなので、次回は参加したいですね。妻はスノーシューをやってみたいと言っていました。一緒にゲレンデを楽しむだけでなく、それ以外にもそれぞれがやってみたいと思うことにチャレンジができる。滑れる、滑れないに関係なく、安比を楽しむことができるんですね。これはすごく素晴らしいことだと思います。

トップエンド&ニューモデルのレンタルも充実!

安比プラザ1Fにある「サロモン&アトミックコラボステーション」では、『Resort Station Plus』というトップエンドや最新のフリーライドモデルなどのスキーを時間内で乗り換えながら楽しめるシステムを用意しているので、ぜひ利用しよう。シーズン後半には、気に入ったアイテムを購入できる「トライ&バイシステム」も採用しているのも魅力だ。

滑る楽しさまで増加するホテルの実力!

レモンイエローの外装で安比高原のランドマーク的存在の「ホテル安比グランド&タワー」。フロントのあるロビーがリニューアルされ、明るく広々とした、落ち着いた雰囲気の空間が広がっている。

from 夫・秀行

チェックインまで少し時間があったんだけど、天井が高く、ソファに座っているだけで気持ちが落ち着く感じがしました。フロントのスタッフもフレンドリーな笑顔の対応が印象的でしたね。

今回、福原夫妻が宿泊したのは本館にある、リニューアルしたばかりのメゾネットルーム。なんと客室内に露天風呂が設けられ、ゲレンデを眺めながら、好きなときに好きなだけお風呂を楽しむことができるのだ。

from 夫・秀行

この露天風呂が客室にある特別感は、ハンパなかったですね(笑)。部屋に戻って、今日滑った斜面を見ながら湯船に浸かれるなんて、最高でした。もう自分の子供たちは大きくなってしまいましたが、小さな子供がいる家族やおじいちゃんやおばあちゃんが孫を連れてきたり、といったパターンとかにも使えるかなって思います。今回は夫婦ふたりで贅沢な時間を満喫できて良かったです!

ディナーはもちろん、ランチもホテルがおすすめ!

ホテルでは夜の食事も楽しみのひとつ。ホテル安比グランドのディナーも、もちろん期待を裏切らない、ハイレベルなメニューを用意。季節に応じた食材をふんだんに使用したバイキング料理が自慢の「アルベルク」にステーキハウスの「ラパンドール」に、中華「美麗華」。そして今季より、和食レストラン「七時雨」に加えてお鮨の「なが朶」と鉄板焼きの「崋山」がオープンし、和食がさらに充実したのも魅力だ。福原夫妻は、ディナーに鉄板焼「崋山」、ランチには中華「美麗華」を選択。
ディナーにご主人が食したのはアワビなどの豪華食材を揃えた、味もボリュームも満点の前沢コース。
奥様は短角コース。脂肪分が少なくヘルシーな赤身肉で、牛肉本来の味わいを堪能できる、岩手ならではのコースだ。

from 夫・秀行

鉄板焼は注文したお肉や海鮮などをシェフが目の前で調理してくれるというので選びました。シェフと用意された地元の食材などの話を聞けたりして、安比の違った面の魅力を感じたり、出されたものをただ食べるだけではない、食のエンターテイメントですね。最後の最後まで、すべてが美味しく、かつ楽しかったです!

ランチは安比プラザのフードコートでも楽しめるが、ホテル内で落ち着いた食事を楽しむこともできる。福原夫妻はホテルスタッフの提案もあって中華「美麗華」へ。東京麻布にある創業40余年の中華「富麗華」の協力により昨年4月にオープンしたばかり。東北の地でも本格的な中華が食べられるのだ。他にもランチタイムはカレー&パスタバイキングが気軽に楽しめる「アルベルグ」も人気だ。

from 夫・秀行

ランチは本格的な中華を堪能できました。セットがお得で、いろんな味を楽しめるからおすすめです。ブーツを脱いでゆっくりとランチを楽しめるのがいいですね。

ディナー前後に、大切な人とゆっくりお酒を楽しむ。

滑り終えた後の夕食までの時間、大切な人と部屋でゆっくりとくつろいだり、入浴を楽しむのもいいが、ゲレンデを滑る人たちを眺めながらティータイムを楽しむのはいかがだろうか。タワー館1Fにあるテラスカフェ「ブリッサ」では選りすぐりのコーヒーや紅茶、ホテルメイドのケーキなどのメニューを揃え、しかも16時〜18時「ハッピーアワー」の時間帯はビールやワイン、カシスオレンジなどのカクテルを特別料金で用意している。
そして夕食後や寝る前にもお酒を飲みたいと思ったら、バー「グランシャリオ」へ。ライトアップされたプールを眺めながら、厳選されたウイスキーや個性あふれるカクテルで大人の時間を演出。最新のカラオケ機器を導入したVIPルームもあるのでグループでの利用も楽しめる。

from 夫・秀行

昼間たくさん楽しく滑って身体は疲れているところもあるんだけど、ここでは妻とは普段話さないことも気軽に話せたりとか、とてもリラックスした時間を過ごせましたね。日頃の疲れやストレスまで忘れてしまうほどで、こういう場所で大切な人と過ごす時間があることは大事だなと思いました。

きっと忘れられない思い出になる、夜のイベント!

今季注目の夜のイベントを2つ紹介しよう。まずは雪上車で雪原を移動し星を眺めに行く「ナイトツアー」だ。ホテル近くのスノーフォレスト"安比の森”から雪上車に乗って、できるだけ人工照明の明かりが届かない場所まで行き、温かい飲み物を飲みながら、星空を眺めるというロマンチックなツアーだ。雪上車に乗るだけでも貴重な体験となるに違いない。
目的地では焚き火で暖を取りながら、ガイドの説明で星空を鑑賞。

from 夫・秀行

雪上車でゆっくり移動し、真っ暗でとても静かな場所に着いて、雪上車のライトが消えてもすぐは目が慣れてなかったからわからなかったけど、すぐに天から星が落ちてきそうなほどの空を見ることができて感動しました。これも都会では絶対に体験できないこと。ガイドの説明もわかりやすかったけど、言葉はいらないって思えるほどでした(笑)

from 夫・秀行

とはいえ、やっぱり寒いので服装には注意ですね(笑)。焚き火にあたり、用意されていた安比高原特製の温かいコーンスープを飲む度に、身体の隅々にまで温かさが染み渡る感じでした。

APPI BUBBLY DISCO NIGHT 2017-2018

そして、もうひとつの注目イベントが「APPI BUBBLY DISCO NIGHT 2017-2018」だ。福原夫妻も今から30年ほど前に思い切り楽しんでいたという、あの輝かしい瞬間を安比で再現するというもの。12月~3月まで月イチで開催のスペシャルイベントでは毎回、スペシャルゲストを招いて当時の流行ったノリノリの曲を中心に踊りまくるというイベントだ。
料金は男性6000円(2ドリンク付き。前売5000円)だが、女性は無料というのも当時のノリのままだ。VIP席(料金は1万5000円から)まである。

from 夫・秀行

もう楽しくて、楽しくて最高でした。妻もこのイベントのために服や靴とかを用意してきました。昔は“ヒールの高さがプライドの高さ”なんて言われた時代でしたからね(笑)。若い頃の僕たちはスキーもディスコも、そして恋愛も何もかもが楽しくて、すべてを楽しんでいました。このイベントで若返ったわけではなないですけど、その頃の気持ちを取り戻せて、当時のパワーをまたチャージできたような感じです。また来たい(笑)!

福原夫妻が参加した当日のイベントでは、スペシャルゲストにMAXやマーク・パンサーが登場し会場を盛り上げたが、今後も毎月スペシャルゲストが参戦を予定している。1月27日にはジュリアナブームを作り上げた「ジョン・ロビンソン」が、2月24日は荻野目洋子とゲストDJはケツメイシの大蔵が登場し、もちろんご存じのノリノリのあの曲で、みんなで一緒に踊りまくろう。さらに3月17日はTRFのメンバーDJ KOOとYU-KIのスペシャルライブも見逃せない。
イベントのチケットとセットになった宿泊プランもあるので要チェック。また3月24日までの平日の夜は室内温水プールでディスコミュージックとナイトプールを楽しめる入場無料の「APPI NIGHT POOL BAR」を、毎週土曜日の夜はバー・グランシャリオで「APPI BUBBL DISCO」(有料)も開催。詳細はホームページをチェックだ!

【安比高原スキー場】

岩手県にある東北を代表する大型リゾート。雪質の高さに自信があり、ロングコースが楽しめ、コースバリエーションも豊富。ベースのあるホテルが優雅な休日を演出。滑る、泊まる以外にも多彩なイベントが予定されていて、年齢に関係なく楽しめるスキー場だ。

安比高原スキー場 https://www.appi.co.jp

施設情報

安比高原スキー場

所在地
岩手県八幡平市安比高原
外部URL
https://www.appi.co.jp
備考
北緯40度に位置し極上の雪質を誇る安比高原は、恵まれた環境と北向き斜面のため、安定したコンディションでGWまでのロングシーズン営業。総面積282ha、コース総延長45.1km、ロングコース主体の全21コースというビッグスケール。山頂からの5.5kmのダウンヒルは初級者でも楽しめる一方、雪が降ればロングパウダー、降らなければ自然コブが延々と続くエキサイティングな約2kmの未圧雪コースもあり。今シーズンは新たに高性能の人工降雪機を14基導入。また西森に続き、ザイラーツリーランゾーンを追加開放。キッズ向けスキースクールやスノーアクティビティの新登場、ホテルや温泉のリニューアルなど話題も豊富。

施設マップ


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