スノーボードはビスでビンディングを取り付けるため、自分でセッティングを調整しやすくできています。バインディングの取り付け位置や角度を変えて、体格、レベル、滑りのスタイルに対応させます。ポイントは主に「スタンス幅」と「アングル」。その調整方法を説明していきます。

スタンス幅とは

スタンス幅は左右のビンディングを装着する間隔のこと。ボードに足を置いたときの両足間の距離です。一般的には肩幅ぐらいがちょうどよいとされています。メジャーを活用すると取りつけ位置が明確です。
スタンス幅を広くすると安定感が出て、狭くするとボードをたわませやすくターンもしやすくなります。スノーパークやグラトリ、フリーランなど、滑るスタイルでスタンスを調整します。

バインディングの取り付け位置

スノーボードには、メーカー推奨しているバインディングの取り付け位置があります。まずはこの位置にバインディングを取り付け、乗り味を確かめてからスタンス幅を調節していくのがおすすめです。
バインディングは、ボードのトップが進行方向になるよう取り付けること。また、バインディングの左右を間違えて取り付けないように。

アングルを変える

アングルはバインディングを取り付ける角度のこと。ボードに足が垂直になった状態が0度です。つま先を進行方向に向けるとプラス、後方にふるとマイナスと覚えておいてください。アングルはビンディングのディスクプレートを回して調整します。
角度は人によって好みが分かれ、ジャンプ、ジブ、パイプ、地形遊びやフリーランなど、滑りのスタイルごとに乗りやすい設定があります。また、男女によっても違いがあるでしょう。
最初の目安としては、後ろ足を0度、前足を15度~18度の角度に設定し、乗り味を確認しながら微調整していくのがおすすめ。ただし、過度に角度をつけたり、左右の足が開き過ぎたりすると、足首やヒザを痛めるため注意してください。

セットバックとは

ややテール寄りにバインディングの取り付けることを「セットバック」といいます。重心が後ろ寄りになることで滑走性やコントロール性が上がり、パウダースノーも滑りやすくなるといった効果があります。パウダーボードなど、バインディング取り付け位置がもともとセットバックに設計されたボードもあります。

センタリングの調整

バインディングをビスで固定したらブーツを装着し、つま先やカカトがボードから極端にはみ出ていないか確認します。例えば、このようにカカトがはみ出でいると、ボードを傾けたときに雪面に引っかけてしまいます。はみ出しは、ディスクプレートのビス穴の位置を変えて解消できます。この調整をセンタリングといいます。
通常は、ディスクプレートに並ぶビス穴の、それぞれの真ん中にビスを入れて固定します。
ディスクプレートの後ろの穴にビスを入れて取り付けると、ビンディングがつま先よりになり、カカトのはみ出しを解消できます。
前の穴を使ってビスを取り付けると、ビンディングがカカト寄りになります。

ストラップの調整方法

ストラップの長さも調整できます。ストラップをつなぐビスなどの取り付け位置を変えて長めや短めにし、フィット感を調整できます。また、ヒールカップのビスの位置を変えて、バインディング全体のフィット感を広げたり縮めたりすることもできます。

ハイバックの調整

ハイバックの傾斜を調整することもできます。前に倒して前傾姿勢を取りやすくするセッティングが「フォワードリーン」。わずかな角付けでエッジが立てられ、クイックな動きが可能になります。角度はハイバックの後ろにあるパーツを変えて調整します。ハイバックの位置を右や左にずらずのが「ローテーション」。留め具をはずし、ハイバックができるだけエッジと平行になるよう付け直します。こうすると、ヒール側にボードを傾けたときパワーが伝わりやすくなるとされています。とはいえ、ここまで細かい調整をする人はそれほど多くありません。
photo & text : Chiho Kuriyama

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