スノーボードの種類や用語について解説します。
用語集
ウエスト幅
ボードのセンターのもっとも細い部分。この幅が操作性、滑走性、安定性に影響するためボード選びの目安になる。センター幅と呼ぶこともある。
エッジ
ボードの周囲を縁取る金属部分。エッジが雪面に食い込むことでボードの操作性が上がる。
滑走面
ソールのこと。
キック
ボード先端の反り上がった部分。チップとも呼ぶ。
キャップ構造
ボードの側面までトップシートで覆った構造。エッジへのパワー伝達がしやすいのが特徴。
キャンバー
ボードの反りのこと。キャンバーボードは床に置いたときセンター部分が浮き、踏み込んだときに接地するようになっている。
コア材
ボードの芯材のこと。ウッドがカーボンなどさまざまな素材があり、種類や配置を工夫して、軽さ、操作性、反発などの特性を出す。
サイドウォール
ボードの側面ある配置されたパーツ。キャップ構造にはこれがない。
サイドカーブ
ボードの側面のカーブ。サイドカット、R(アール)ともいう。サイドカーブの数値が大きいと直進性に優れ、小さいと操作性が高まる。
サンドウイッチ構造
コア材を層にした構造で、フレックスやトーションなどコアの性能がダイレクトに出やすい。ボードの側面にサイドウォールがある。
スタンス幅
左右のバインディングを取り付ける距離。推奨スタンスがあるが、個々の好みで幅を調節する。
ストラクチャー
ソールの裏に入った細かい溝のこと。滑走面の水分を排除する役割をし、溝の形状により滑走性が変わる。
ソール
ボード裏面。滑走面ともいう。素材やストラクチャーによって滑走性能が変わる。
ツインチップ
ノーズとテールの形が同じボード。バインディングホールがど真ん中に乗れる配置になっているが、通常はややテール寄りにセッティングして乗る。
ディレクショナル
バインディングホールがテール寄りに設置されているボードのこと。ノーズとテールの形も異なる。
ディレクショナルツイン
ノーズとテールの形は同じだが、バインディングホールのセッティングがテール寄りに設定されているボード。
テール
ボードの後ろ側の先端部分。
デッキ
バインディングを装着するボード表面のこと。トップシートとも呼ぶ。
トーション
ボードの横方向のねじれの強度。トーションが硬いか柔らかいかで、エッジの食い込みやズレが変わる。
トップシート
デッキのこと。またはボード表面を覆うコーティングを指すこともある。
ノーズ
ボードの前側の先端部分。
バインディングホール
バインディングを装着するボード表面にあるネジ穴。ネジがスライドできる特殊なモデルも登場している。
フレックス
ボードがしなる柔らかさのこと。ソフトなものが扱いやすくエントリー向けだが、高速滑走時はバタつくため中・上級者は硬めを好む。
ロッカー
ボードがキャンバーと逆方向に反っている形状のこと。踏み込むとノーズとテールが浮いてキャンバーボードよりもソールの接地面が少なくなる。
全長
ボードの長さ。レングスとも呼ぶ。身長や体重、滑りのスタイルやレベルによって長さを選ぶのが基本。
有効エッジ
滑走時に接するエッジの長さ。ボードは踏み込むとノーズとテールが上がるため、全長が同じサイズでもモデルによって有効エッジの長さが変わる。