ポール選びはグリップを下向きにしてポールの先端付近を握りヒジが90度になる長さ、または身長×0.65~0.70などと言われていますが、これらはあくまで目安。カービングスキーの登場以後、短めが主流になっており、レースやフリースタイルなど、滑るスタイルで使いやすいサイズが変わってきます。

レーシングポール

クローチングポーズがとりやすいカーブしたシャフト、雪面にひっかかりにくい形状のリングなど、タイムロスなく滑走することのみ追求したレーシングポール。シャフトのバランスも緻密に計算され、折れやすいカーボンではなく、耐久性の高いアルミを使ったものが主流。
特徴:
レースシーンでポールを活用するのはスタートダッシュのとき。長めのほうが漕ぎやすく、タイムロス軽減に繋がります。滑走時はクローチングの姿勢をとるため、シャフトは空気抵抗を考えた独特の形状になっています。
メリット・デメリット:
体にぴったりフィットして無理のないクローチングスタイルがとれます。レースでは有効ですが、ゲレンデクルージングやカービング滑走では長すぎて取り扱いにくく、動きを妨げてしまうでしょう。
おすすめシーン:
機能性を重視するスキーヤーにぴったりです。幅広いモデルがリリースされており、テクニカル重視のスキーヤーだけでなく、ゲレンデクルージングなどさまざまなシチュエーションに対応します。

デモポール

カービングスキーの登場以来、従来のポールよりも短めサイズを使う傾向になっています。大回り、中回りではほとんどポールを突かないため、振り出しやすさ握りやすさなど、トータルバランスがカギ。上級者からエントリーまで、幅広いモデルがあるのもこのジャンルです。
特徴:
グリップの形状や傾斜を工夫するなど、ひたすら使いやすさを追求したのがデモ用のポール。サイズ調節できるポールも増えており、小回り・大回りで長さを変えたければ、このタイプがおすすめ。
メリット・デメリット:
デモ用ポールにはグリップに指を挟む突起が付いたもの、ストラップではなく特殊なパーツで手をはさみ込むような方法など、握りやすさに特化。種類が豊富で、デザインや機能など自分が重視したいモデルを見つけられます。
おすすめシーン:
機能性を重視するスキーヤーにぴったりです。幅広いモデルがリリースされており、テクニカル重視のスキーヤーだけでなく、ゲレンデクルージングなどさまざまなシチュエーションに対応します。

フリースタイルポール

お洒落なデザインが多いのがフリースタイルスキー用のポール。モーグル向け、パーク向けなどスタイルに合ったモデルが出ていますが、いずれもサイズが極端に短いのが特徴。突くというより、バランスを取とるアイテムといえるでしょう。
特徴:
モーグルではストックワークがとても重要。スイングバランスに気を配ったモデルが多く、エアで邪魔にならないよう短めサイズがスタンダードになっています。パーク派もアプローチで漕ぐときしかポールは使いません。
メリット・デメリット:
コブでは軽やかなフットワークを提供、エアで邪魔にならず、スタイルも出せます。基本的に突くことは考慮していないため、平地で進むときはかなり低い姿勢で漕ぐことになります。
おすすめシーン:
モーグラー、パーク愛好家などフリースタイルスキーヤー向け。カラフル&スタイリッシュなデザインが多く、個性をアピールできるお洒落アイテムとしても活躍します。

バックカントリーポール

バックカントリー向けは携行しやすい伸縮ポールが基本。なかには3段階で伸縮して、バックパックに収納できるコンパクトモデルも出ています。パウダーランでも埋まりにくい大きめリングを装備するなど、オフピステでの使用に特化しています。
特徴:
2段階または3段階で伸縮するタイプが多く、使わないときは携帯して持ち歩けるよう考慮されています。軽さと耐久性を考慮し、ほとんどのモデルがカーボンとアルミの複合タイプ。
メリット・デメリット:
好みの長さにジャストサイズで調節でき、使わないときは小さくたたんで収納できるのが魅力。ただし、強く付いたときに縮んでしまうことがあります。また、アジャスト部分が壊れて長さが変えられなくなるというトラブルも。
おすすめシーン:
ツアースキーやパウダーランで威力を発揮。深雪でもポールが埋まりにくく、豪快なランディングが楽しめます。バックカントリーだけでなく、ピステンバーンでの使用ももちろんOKです。

用語集

石突き

ポールの先端の鋭利な部分。

グリップ

ポールを握りこむ部位のこと。

シャフト

グリップから石突きまでの部分をシャフトと呼び、素材によって特性はさまざま。伸縮タイプは2種の素材を使用したものが多い。

ストック

ポールのこと。ドイツ語で杖という意味。

ストラップ

グリップに付属する輪。衝撃が加わると外れるタイプ、輪がなく手を挟み込むタイプなどもある。

バスケット

リングの別称。メーカーによって呼び方が違うことがある。

リング

先端部分に付いた丸いパーツ。レース、バックカントリーなど使用場面に合った形状がある。

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