2019年10月15日、スマホアプリのyukiyama完全リニューアル版がリリースされ、その仕掛け人でもある岡本圭司と運営会社である株式会社ユキヤマや、新たにシステムをイチから構築した株式会社ヴィジョナリーバンガードの面々によってテープカットの式典が執り行われた。はたして、どのようなアップデートがなされたのか? その裏側にある想いとは?

yukiyamaって、どんなアプリ?

まずはyukiyamaというアプリをご存知ない方に少し説明しておこう。何と言っても最大の特徴は、全国約400のスキー場のデジタルマップをアプリひとつで確認できることにある。スキー場に到着してユーザーがゲレンデに「チェックイン」すれば、GPSを利用して現在どこを滑っているかを瞬時に把握でき、さらに滑走距離や最高速度なども記録できてしまう。また、一緒に雪山に訪れた仲間をフレンド登録しておけば、その仲間がどこを滑っているかもリアルタイムでわかる。そのほかにも、お得なクーポンが発行されたり、オンラインイベントへ参加、SNSへのデータ出力といった様々な機能が盛りだくさんのアプリなのだ。まさに雪山をさらに面白くするための次世代ツールと言っても過言ではないだろう。

もっと使いやすく面白いアプリにするために

もともとはアプリの監修という立ち位置だった岡本だが、昨年にyukiyamaの企画や運営などを引き継ぐべく、株式会社ユキヤマを設立した。「もっとユーザーファーストのアプリにしたいという想いからアプリの事業権利を譲渡してもらったんです。もっと使いやすく、もっとわかりやすくするっていうのがテーマだったから、そのためにはシステムをゼロから新たに構築する必要がありました」。そんな彼の想いに賛同したのが、ジャンプ練習施設である「東海KINGS」の親会社であり、これまで様々なシステム構築の実績を誇る株式会社ヴィジョナリーバンガードだった。代表の金丸さんはテープカット時の挨拶で次のように述べた。「スキー、スノーボードを盛り上げたい。雪山での体験を濃いものにしたい。もっとユーザーが使いたくなるアプリにしたい。そんな岡本さんの熱い姿勢に共感し、イチからのシステム開発を引き受けました」。そして、約1年近くに渡る企画・開発を経て、10月15日に新バージョンがリリースされたのである。

大型アップデートで何が変わった?

では、大型アップデートで何が変わったのだろうか。岡本によると、「スキー場のマップがリアルタイムで見られるなど、基本的なコンセプトや使い方は今までと大きく変わっていません。ただ、ユーザーの使い心地は大幅に変わったと思います。アプリを起ち上げたら以前はタイムラインが表示されてましたが、現在ではトップにホーム画面があって、そこで自分のデータや友達の動向、スキー場検索やイベント情報などを確認できます。細かなことを言い始めるとキリはないですが、とにかくスキー場に行って、このアプリを活用して遊んでもらうという根幹部分は以前と同じです」とのことだ。

スキー場発信の情報も増加する仕組み

ユーザーの使い心地がよくなったと同時に、スキー場などに配布される管理画面も大幅に変更されたそうだ。発信者側も扱いやすくなったおかげで、今まで以上に詳細なデータがyukiyamaでチェックできるようになる可能性が高いとのこと。例えば、リフトの運行状況や乗車時間、各施設のタイムリーな詳細、パークの現在のレイアウト……などがそれに当てはまるだろう。さらにはYouTubeにもリンクできるため、スキー場の設定次第では実際のキッカーでジャンプしている映像もマップからチェックできる仕様になっている。これまでのようにアプリ単体で楽しむのではなく、より複合的で濃厚な雪山体験が可能になったというわけだ。今後はコースごとの遊び方をチェックできたり、スキーやスノーボード関連サイトのニュースが閲覧できる機能も入れ込む予定だとか。

オンラインイベントを充実させる

きたるシーズンに向けてyukiyamaが新たに仕掛ける面白い試みがないかも岡本に聞いてみた。「今シーズンからオンラインイベントを常に開催しようと思っています。現在だと10月31日までにアプリを使ってタイムラインに投稿してもらえれば、オリジナルTシャツが抽選で当たるイベントを開催しています。そのほか、すでに決定しているものだと、シーズン中に開催予定の『COWDAY』では、その直前にいろんな情報を配信するので、それを利用してくれた方に牛乳石鹸が当たるなどのイベントを開催します。それ以外にも面白いイベントを増やしていく予定です」

yukiyama公認ライダーを認定

「今シーズンからyukiyamaでは、公認ライダーやインフルエンサーを認定しているんです。その一人が谷口尊人くんなんですが、例えば、北信州でタカトくんを探せみたいなイベントを行いたいと思ってます。タカトくんをフレンドに登録すれば、彼がどこを滑っているかがわかるので、それを頼りにゲレンデに行ってみてください。イベント開催の期間中に彼を1回でもつかまえたら抽選で何かプレゼントされるいたいなことを考えています。どこにいても参加できる1000人、2000人単位のアプリを使った面白い企画を僕らが考えていけば、雪山の楽しみ方ってもっと変わる、いい方向に進むんじゃないかなって。そのためにも、イベントを定期的に入れ替えながら、5月くらいまでやっていきたいと思ってます」

yukiyamaの今後について

「雪山の価値を高め、また、その新しい価値を創造します」。これは株式会社ユキヤマの社是である。現在は、yukiyamaというアプリを通して、様々な取り組みを生み出そうとしている真っ只中にある。世界一の雪質を誇る日本のスキー場を、もっと楽しく遊べるようにするために。また、スキー場に対してはIT化を進めるキッカケを作り、今後はアプリやデータから派生する様々なデジタルアプロ―チで今までのスキー場になかった新たな価値を生み出すために。近々ではTREKTRACKなどのGPSサービスを展開する博報堂アイスタジオと業務提携し、子ども見守りサービスなども追加していくそうだ。新しく生まれ変わったyukiyama、ぜひ雪山で使っていただきたい。いや、使わないと損をするかもしれない。

今年は#ユキヤマログを付けてyukiyamaのログをSNSに投稿してみよう!

株式会社ユキヤマ代表 岡本圭司(おかもと・けいじ)

1982年2月20日生まれ。兵庫県神戸市出身。「X-TRAIL JAM」「TOYOTA BIG AIR」などの国際大会に出場した経歴を持ち、同時進行で自身が起ち上げたチーム「HYWOD」で映像制作にも注力していたプロスノーボーダー。撮影中の事故により脊髄損傷の大怪我を負うも、現在は懸命なリハビリの甲斐あって下半身に障害が残るものの再び雪山を滑れるように。また、その入院中にyukiyamaの監修をスタートし、現在はアプリの運営を行う株式会社ユキヤマの代表に就任した。

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