東北地方の冬の風物詩、樹氷(ICE MONSTER)

アオモリトドマツという日本の特産種である常緑の針葉樹に雪と氷がぶつかってできる樹氷は、東北地方でも限られた場所でしか見ることができない。宮城県西部にある『みやぎ蔵王 すみかわスノーパーク』では、12月中旬〜3月上旬まで樹氷ツアーが開催されており、雪上車に乗って樹氷を鑑賞しに行くことができる。仙台駅から車で2時間弱。仙台駅から有料の送迎バスもある。

樹氷ツアーに使用されている雪上車

雪上専用のキャタピラ車で、樹氷を見ることができる樹氷原まで向かって行く。大きな車両は20〜30名乗り。小さな車両は8名乗り。すみかわスノーパークには樹氷ツアー専用の6台の雪上車がある。料金は通常大人5,300円、子供4,400円(小学生以下)。料金には往復の乗車代と防寒靴のレンタル代が含まれている。
またこの他に、1ランク上のグランクラス車両もあり、通常車両の座席が横向きのベンチシートタイプなのに対し、グランクラス車両の座席は前向きの独立シートタイプとなっており、シート間、座席幅共にゆとりがあり快適だ。暖房も良く効いているので、グランクラス車両をオススメする。料金は大人7,800円、子供6,900円。専用ラウンジの利用もでき、コーヒーやカイロ、オリジナル商品のプレゼントもあり、また車内ではブランケットの貸し出しもある。通常車両に比べて2,000円UPとなるが、出す価値はある。予約の際に「グランクラス車両希望」と伝えると座席の指定もできる。
出発地点の標高は1,100m、樹氷原の標高は1,600mで標高差は500mあり、片道40〜50分かけて登って行くため、鑑賞時間を入れても往復2時間とかなり長く感じるかもしれないが、専用ガイドが乗車し軽快なトークで車内を盛り上げてくれるため退屈しない。周りに見える景色や、樹氷のでき方など良く聞いておこう。
樹氷原へと進む雪上車。天気が良い日は遠く福島の山や太平洋まで見渡すことができ、吹雪の日は真っ白な景色の中を進んで行く雪上車は圧巻。地吹雪体験ツアーができる。また刈田岳に住む野生動物の足跡も見ることも。うさぎやリス、キツネやテンなどの足跡を見分けることができるか!?実際に動物を見られたら運がいい。

樹氷原での休憩風景

樹氷原に到着すると10〜15分ほど休憩時間がある。その間外に出て、樹氷の近くまで行くことができる。車内ガイドも降りて樹氷の近くまで案内してくれるので安心だ。また撮影もしてくれるので近くまで行って樹氷と一緒に写真を撮ってみよう。

樹氷の中に入って行くこともできる?

宮城蔵王の樹氷はロープなどで規制していないため接近することができる。ただし叩くなどして樹氷を崩してしまうのは禁止。そっと触る程度で。人の足跡のない柔らかいところは深く埋まってしまうところもあるので要注意。どこまで近づいていいかはガイドに確認を取るといいだろう。
樹氷原は風も強く寒いため、しっかりと身体を覆った防寒着を用意していこう。ニット帽や手袋、ネックウォーマーなどを着用して行くといい。またサングラスやゴーグルも用意した方がいい。樹氷の最盛期は2月だが、12月〜1月の成長期も、また3月も楽しむことができる。樹氷は天気や気候によって常に形を変えているのでどの時期に来てもそれぞれの良さがある。何度か足を運んでみることもオススメする。
●みやぎ蔵王 すみかわスノーパークへのアクセス:
【バス】
東北新幹線・仙台駅東口から有料送迎バス「樹氷号」で約2時間(予約制)
【車】
東北自動車道:白石IC→遠刈田温泉→スキー場 約45分。村田IC→遠刈田温泉→スキー場 約40分。
山形自動車道:宮城川崎IC→遠刈田温泉→スキー場 約45分
photo & text : Megumi Ueda

施設情報

みやぎ蔵王 すみかわスノーパーク

所在地
〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0217s.htm

樹氷巡りツアー

所在地
〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内
外部URL
http://www.zao-sumikawa.jp/juhyo.html

施設マップ


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