暦の上ではもう秋。それでも、まだまだ暑い日が続いているけれど、今年はちょっと梅雨が長かったから、ある意味、これからがアウトドアな遊びを楽しめる本番、思い切り楽しむべき時期なのだ!
そこでオススメなのが群馬県にある丸沼高原。ベースで標高1400mと高く、暑い夏でも爽やかな風が吹き抜ける高原で、関越道・練馬インターからはクルマで約2時間30分、冬期以外は日光方面からもアクセスできるので東北道や北関東道方面からの利用もOK。エリア内には、子供から大人まで楽しめる、さまざまなアクティビティが用意され、ロープウェイを利用した日光白根山への登山、オートキャンプでも賑わっている。さあ、丸沼高原で気持ち良く遊んで、暑さもストレスも吹き飛ばそう!

1.楽しさパワーアップ、ツリーアドベンチャーに挑戦!

まず丸沼高原に来たら、ぜひチャレンジしてほしいアクティビティのひとつが「ツリーアドベンチャー」だ。高さ2mから10m以上の木の上に足場が作られ、木から木へとロープや吊り橋などのエレメントを移動していくアクティビティだ。トライする人はハーネスを装備し、ワイヤーに接続された状態で移動するから、例え途中で失敗しても落下してケガをするなどの心配はまったくない。安全だけど、ドキドキ感やスリルが味わいながら楽しめるというのが、このツリーアドベンチャーの魅力のひとつなのだ。
まずはスタッフにハーネスを装着してもらって、元気にスタート!
とりあえず安全なのはわかっていても怖いと思ってしまう人もいるだろうが、できるだけ笑顔でトライしよう。もちろん、例え失敗しても大丈夫なので、ご安心を!
各セクションを進んでいくごとに、攻略のコツがなんとなくつかめてくる。そうなると「怖かった気持ちがどこへやら…」という感じで、さらに楽しくなってくるはずだ。
これまでキッズ・初級向きの「ビギナーコース」と上級向きの「エキスパートコース」とふたつのコースだけだったのが、今年から、距離の長いZIPラインが3本楽しめる「ジップコースが新登場。これまでの2コースの中間という感じで、より幅広いレベルに楽しんでもらえるオススメのコースだ。
新コースは、まずZIPライン2本で往復するところからスタート。いきなり気持ちいいのだ!
新コースの難易度は全体的にやや低めに設定されてはいるものの、垂直に登らなければならなかったりと、これまでとは違った難しさもあるのでナメていると、思ってもみなかったところで手こずることも…
見た目にユニークなエレメントも登場。
最後のほうになってくると、かなり慣れてきて、地面に横たわっていたとしても渡るのがちょっと難しそうな一本橋が、この高さでも余裕のクリア!
最後も他の2コースと同様、ZIPラインでフィニッシュ! 怖さを照れ隠ししたような作り笑顔でなく、本当に楽しいと感じた時の笑顔になってクリアとなるはずだ。

2.斜面の傾斜を利用し、スピードを楽しむサマーリュージュ!

丸沼高原のアクティビティの中でもツリーアドベンチャーと並んで、大人や子供に関係なく人気が高いのがサマーリュージュだ。ゲレンデの傾斜を利用して、舗装されている道を「リュージュ」という専用のカートに乗って駆け下りていくのだ。
操作方法はいたって簡単。カートの方向をコントロールするのは、もちろんハンドルだが、スピードの調整もハンドルだけで行なうのだ。ハンドルを手前に引くとブレーキがかかる仕組みで、落下する力でスピードが出るのでハンドルの傾け具合で微妙に調整していくのだ。最初はちょっとだけ戸惑うかもしれないが、単純な操作にも関わらず、その難しさとおもしろさにハマる人は少なくない。
スピードが出るのが怖ければ、ハンドルを手前気味に引きながら、ゆっくりとしたスピードで楽しむのも、もちろんアリだ!
スピードオーバーだとコーナーで曲がりきれないので注意が必要だが、ゴール前の最後の直線などは、スピードを楽しむのには絶好のポイント。実際に出ているスピード以上に体感するスピードの気持ちよさは格別だ!

3.ロープウェイを使って絶景の天空テラスへ!

丸沼高原では標高2000m地点の山頂駅まで約15分でアクセスできる「日光白根山ロープウェイ」が運行。乗車中の眺望も楽しみだが、山頂駅近くに設けられている「天空テラス」からの絶景は期待を裏切らない。
山頂駅や天空テラスでは、まず日光白根山の雄姿が間近に迫る。テラスでは日光白根山を背にし、武尊山や至仏山などのパノラマを楽しむことができるが、空の広さと青さ、空気の爽やかさも相まって、しばしその素晴らしさに目が釘付けになってしまうかもしれない。
テラスには無料で利用できるソファーも置いてあるので、座ってゆっくり、のんびりとするのもオススメだ。
テラスの端に大きなパラソルの付いたテーブル席もあるので、ここでお弁当やおやつを食べることもできる。
また天空テラスに併設されている「天空カフェ」では、パスタやホットドックにフレンチトーストなどの軽食、コーヒーやスムージーにトマトジュースといった各種ドリンク類を用意。ホットドックは、ハムやソーセージ工房として有名な「シェモア」のオリジナルソーセージを使用した絶品。ぜひ、ランチなどにも天空カフェを利用しよう!

4.樹林帯の中を散策してリフレッシュ!

山頂駅からは日光白根山の樹林帯の中を散策するルートがいくつかあり、適度なアップダウンのある自然の森の中を散策するコースや信仰登山の石仏群を巡る「史跡散策コース」もある。ルートの選び方によって、時間や長さを調整することも可能だ。
まずは山頂駅近くの「二荒山神社」に立ち寄って、お参りしてからスタートしよう。緑多き森の中に静かに佇む鮮やかな赤色の社が、より荘厳な雰囲気を醸し出している。
森の中は薄暗いところも多いが、木漏れ日が届いて、さまざまな種類の草木の葉や苔などの緑が、鮮やかに輝きを放っているところもある。そしてゆっくり歩いて、ゆっくり呼吸をするだけで元気になっていくような感覚になるような「フィトンチッド」効果も得られるかもしれない。たくさんの緑に癒やされてこよう。
コースはほとんど森の中だが、視界が一気に開けるスポットもある。以前、スキー場のコースとしても使われていたところのスタート地点で眼下にスキー場のコースを見下ろすことができる。
訪れたい史跡のひとつ「六地蔵」。この周辺では、なにか特別の空気を感じるパワースポットのように思える。
まるで緑の絨毯が敷き詰められているような「カニコウモリ」が群生しているエリア。植物の生命力の高さを感じるとともに、その植物のパワーの恩恵を受けて、人間だけでなく多くの動物が地球で暮らせているののだなと、あらためて考えさせられる、そんな雰囲気も感じてみてほしい。
コースは比較的歩きやすく整備されていて、ルートの分岐などでは案内板があるので安心。念のため、パンフレットや散策路マップを事前に手に入れておこう!

5.関東以北最高峰、日光白根山の山頂にチャレンジ!

標高2578mを誇る日光白根山は群馬県と栃木県との県境にまたがる関東以北最高峰の山だ。標高2000m地点にあるロープウェイ山頂駅から山頂までは、およそ2時間30分。登り切った時の爽快感と山頂からの素晴らしい絶景は必見。ぜひチャレンジしてみてほしい。
史跡散策コースにもなっているルートを辿りながら登山ルートへ。途中の「大日如来」に登山の安全を祈願しながら、ちょっと一息。
前半は樹林帯の中を移動するので、暑い日でも涼しく、快適に歩を進めることができる。途中、見晴らしのいいポイントに来ると心地よく吹いてくる風のありがたさと、登ってきた高さも実感できる。
樹林帯の終盤になってくると登りも少しキツくなってくるが、太陽の光が差し込むようになって明るくなり、ちょっと休むだけでも気持ち的にラクになるはずだ。
緑の世界を抜けると、森林限界を超え、気持ちいい青空が広がっている。足場が砂利や石でゴロゴロしているところが増えて少し歩きにくくなってくるが、慌てず、焦らずにゆっくりと登ろう!
一見、きれいな花は育たないのではないかと思えるような環境に思うかもしれないが、足元を見るとしっかりと花が咲いていることもあるので探して見つけてみよう。時期によって開花している花の種類は異なるが、写真の花は「ヒメシャジン」。
山頂が近づいてくるごとに、雲や空まで近づいてきているように感じてくる。あと、ひと踏ん張り、がんばろう!
念願の山頂に到着!360度の大パノラマの絶景はがんばったご褒美。登りきった人だけが味わえる感動をタップリと満喫してきてほしい。
条件が良ければ、栃木県・日光側、男体山、中禅寺湖の素晴らしい眺望も楽しめ、何も言葉はいらなくなる。
眼下には、日光白根山の外輪山に囲まれた五色沼があり、太陽の光が湖面に届くと鮮やかなエメラルドグリーンに輝く。水位によって、湖面の色が変化すると言われているので、訪れた時にどんな色で輝いているか、楽しみにしていてほしい。
下山は少し急だが弥陀ヶ池ルートがオススメ。写真でもわかるように、登ってきたルートとはひと味違った景色を楽しめる。ちなみに写真右下に見えるのが「弥陀ヶ池」で、その上に3つ並んでいる湖が「菅沼」があり、真ん中やや左側にロープウェイ山頂駅まで一望できる。

6.オートキャンプで思い出をさらに深く、お土産選びも要チェック!

丸沼高原の広大なゲレンデを利用して、夏はキャンプ人気もあってオートキャンプ場としても賑わいをみせている。友人と家族と、より深い思いで作りに、大自然のど真ん中でキャンプで宿泊してみてはいかかだろうか。テントやキャンプ道具、バーベキューの食材まで用意した「手ぶらでキャンプ」というプランもあるので、女性だけのグループやキャンプ初心者でも安心して利用できる。
丸沼高原で過ごした楽しい思い出とともに、センターステーションの売店でお土産選びも楽しんで帰ろう。オススメは丸沼高原の敷地にあるダケカンバの樹液を使って作った「ナチュラルソープ」。天然成分のみで作られている石鹸で、優れた保湿成分により、乾燥肌の人に高い効果があると評判だ。石鹸だけでなく化粧水もあって、どちらも丸沼高原のサイトからも購入できる。またセンターステーション2階には温泉入浴施設もあるので、アクティビティで遊んだ後、登山後、キャンプでも気軽に利用してほしい。
Photo & Text by Tomohiro WATANABE

【丸沼高原スキー場】

丸沼高原は日光国立公園・日光白根山山麓にある通年リゾート。日光白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅まで、およそ15分でアクセス。グリーンシーズンは日光白根山登山をはじめ、広大なゲレンデを利用したオートキャンプやサマースキー、そしてツリーアドベンチャーなどのアクティビティが充実。食事やスイーツも充実度も高く、女性やファミリーにも評判。

施設情報

丸沼高原スキー場

所在地
群馬県利根郡片品村東小川4658-58
外部URL
https://www.marunuma.jp/

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