旅行先で出会った満天の星空。そのうつくしさを写真に残そう

まずは星空撮影に必要な用具を揃える

夜空にまたたく星を写真におさめたいと思う方は多いでしょう。でも、星空撮影は難しそうなので、なかなかチャレンジできないかもしれません。ところが、最近のデジタルカメラは非常に性能がよくなり、きちんと設定さえできれば手軽に撮影できるようになっています。そこでここでは、星空撮影の入門編として、撮影に適した場所や撮影するコツを紹介します。

夜間営業のゴンドラやロープウェイを利用して夜の山にでかけよう

きれいな星空を撮るなら撮影スポットにこだわる!

星空撮影で最も重要なのは撮影スポットです。街灯や月など、周りの光で夜空が明るくなると星がきれいに見えないため、できれば月明かりのない新月で、雲のない晴れた夜がおすすめです。
撮影する場所は、なるべく人工の光が入らない高原などの山間部が理想的。例えば、夜にゴンドラやロープウェイを運行しているスキー場を選んでもいいでしょう。
夜間に運行しているゴンドラやロープウェイの情報をいくつか紹介します。

【群馬県】谷川岳ロープウェイ夜の特別運行「天空のナイトクルージング」

日本百名山の中腹で星空や夜の山の花を鑑賞ツアーが楽しめる

群馬県の谷川岳ロープウェイは、冬はスキー場として営業し、夏は谷川岳登山やトレッキングで賑わう観光地。1319mに位置するロープウェイ山頂は、季節ごとに色とりどりの花が咲く天空の楽園です。初夏から秋に、夜のロープウェイを特別運行する「天空のナイトクルージング」を開催しており、昼とは違った谷川岳天神平を体験することができます。
夜の特別運行が行われるのは、2018年9月~10月の毎週金曜と土曜、9月16日と23日、10月7日。開催期間中、山頂のゲストハウス「ビューテラスてんじん」では、地元のビールやスイーツなどを販売するほか、星にまつわる話しや講演会などのイベントも行われます。ほかにも、星空ガイドと行くナイトツアー(有料)などを開催予定です。

【長野県】竜王マウンテンパーク「SORA terrace」の「星空ナイトクルーズ」

澄んだ夜空に広がる天の川や夏の星座

長野県にある竜王マウンテンパークの「SORA terrace」は標高1770mの位置にあり、そこまではロープウェイで上がることができます。日中は雲海やサンセットなどの絶景を見ることができますが、7月~10月の特定日は夜に「星空ナイトクルーズ」を開催します。
2018年は7月14日~10月20日の毎週土曜、7月15日、8月12日~17日、9月16日・23日、10月7日に開催。テラスのある山頂エリアは、標高が高く街の明かりが届かないので、星空観賞には最適です。空気が澄んでいるので晴れた日には、天の川や夏の星座を空いっぱいに見ることができます。
また、ナイトクルーズ開催日にはテラスに併設されている「SORA terrace cafe」も延長営業します。オリジナルコーヒーやホットワインなど温かいメニューでひと息つくもの至福の時間。日の入り前に山頂に向かい、サンセットを楽しんでから星空鑑賞をする贅沢な過ごし方もおすすめです。

【長野県】白馬八方尾根で初夏から秋まで開催される「星空観察会」

手軽な天体ショーと朝まで流星群を眺める本格的な観察会の2タイプを開催

ウインタースポーツが盛んな白馬八方尾根スキー場(長野県)は、夏季もゴンドラを運行中。7月~10月はゴンドラ山頂のうさぎ平を会場とした「星空観察会」が開催されています。この観察会は、天の川や季節の星座を楽しむ「天空の天体ショー」と、深夜に流星群を観察する「流星群観察会」の2タイプを開催。
ゴンドラ山頂の夜は空いっぱいに星がまたたき、眼下に白馬村の夜景が広がる最高のロケーションです。どちらの観察会でも、日本天文学会所属の講師による楽しくためになる講習会が行われます。双眼鏡も無料レンタルで、天体を一層身近に感じることができます。
「天空の天体ショー」開催日は、2018年8月1日~26日、9月1日・2日・8日・9日・15日・16日・22日・23日・29日・30日、10月6日・7日・13日・14日・20日・21日・27日・28日。「流星群観察会」開催日は、7月28日・29日が「みずがめ座δ(デルタ)南流星群・火星観察会」、8月11日・12日・13日が「ペルセウス座流星群」、10月20日が「オリオン座流星群」。流星群観察会では夜間から朝まで観察会を行うため、ご来光も楽しめます。

星空を撮影するために必要なものは?

確実に星空を写すために絶対揃えておきたいのがコレ

星空撮影の入門編として、三脚にデジタルカメラを固定して撮影する方法を説明しておきましょう。星空撮影で使うカメラは、高感度性能に優れたデジタル一眼レフカメラがやはりおすすめです。そのほかに準備しておきたいものは、広角レンズ、三脚、レリーズです。星空を撮影するときはシャッタースピードを遅くして長時間露出をするため、カメラを固定してブレを防ぐ三脚は必須アイテムです。レリーズは、カメラ本体にケーブルでつないでのシャッターが切れる器具のこと。カメラ本体に振動を与えることなく、シャッターを切ることができます。レリーズがなければ、セルムタイマー機能を使う方法もあります。

カメラ本体のマニュアルモードで設定をする

星空はとても暗いため、撮影できるようカメラ本体の設定も必要です。シンプルな設定としては、まずカメラをマニュアルモードに設定し、ISO感度の数値は大きく、シャッタースピードは遅く、絞りは開放してF値を小さくします。レンズはMF(マニュアルフォーカス)モードして自分でピントを合わせる方法があるのですが、これには慣れが必要なため、最初は無限遠にセットして試してみましょう。設定する具体的な数値は撮影状況で変わってしまいますが、参考の数値としては、ISO感度は1600~3200、シャッタースピードは10~30秒ぐらい、絞りはF値3.5以下にして調節してみてください。

スマホでも星空写真が撮れる?

最近はスマホのカメラ性能も進化しており、高感度に強いスマホであれば明るい星ならば写せるようになってきました。スマホで星空撮影をするときも、デジタルカメラと同じ手順を行います。Androidなら、スマホカメラを起動したらオートモードをマニュアルモード(手動モード)に切り替えます。モードの切り替え手順は機種、OSバージョンによって異なります。次に、ISO感度の数値を最大にし、シャッタースピードも最長にします。ピントは山マークなど遠いものにフォーカスするよう調節しておきましょう。
iPhoneの場合は、現在最新のiOS11では標準カメラでのマニュアル撮影はできません。サードパーティのカメラアプリを入れることで設定を調整できるようになります。
撮影するときは、スマホを三脚などで固定し、遠隔操作やセルフタイマーでシャッターを切りましょう。星空をきれいに撮影できるように開発されたさまざまなアプリもあるので、これらも活用するのもいいですね。
text : Chiho Kuriyama

施設情報

谷川岳ロープウェイ

所在地
群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林内
外部URL
http://www.nsd-hakuba.jp/green/tenku_hoshizora.html

SORA terrace | 竜王マウンテンパーク

所在地
長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬11700
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/green/g0077.htm

白馬八方尾根スキー場

所在地
長野県北安曇郡白馬村八方
外部URL
https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0142s.htm

施設マップ


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