首都圏からクルマで約90分と、快適なアクセスが魅力の「ふじてんリゾート」。日本一の富士山の山梨県側山麓に位置し、冬に営業しているスキー場は海外からも高い注目を集めるほどの人気を誇る。夏は自然豊かな恵まれた環境を活かして、サマーゲレンデやマウンテンバイクなどにも力をいれているが、この冬からスタートして好評だった「展望リフト」の夏季営業もスタート。富士山や河口湖の眺望などが楽しめる展望デッキに加えテラスが登場。気軽にスキー場内を散策できるトレッキングコースもあり、夏休みの楽しい思い出作りは、家族みんなで、ふじてんでキマリ!

夏も滑れる、サマーゲレンデ!

大好きなパパから「夏休みにどこに行きたい、何をしたい?」と聞かれたひーちゃんは「スキーがしたい!」と返答。一瞬驚いたような表情を見せたパパ。しかし内心は「そーくると思ってた(笑)」。ムスメはスキーが少し滑れるようになって、楽しさもわかってきていて、シーズンが終わった後も「もっと滑りたかった」と言っていたのをパパは忘れていなかったのだ。サマーゲレンデのあるスキー場を調べあげ、今回、家族の夏の思い出作りの舞台は、山梨県にある「ふじてん」を選択。
ふじてんを選んだ理由は、雪ではなく専用マットの上を滑ることに少し不安に感じたけど、ふじてんのサマーゲレンデは「スノーエスカレーター」があることや「無料レッスンデー」まであることから、サマーゲレンデが初めてのひーちゃんでも大丈夫と判断。スキーとブーツ、ストックはレンタル。それ以外はレンタルがないので、自分たちで用意しなければならない。滑走性を高めるためにコース上には水がまかれているので、濡れても大丈夫な服装と肌を露出しないように長袖・長ズボン、それに手袋を準備した。
ひーちゃんとママはこの日に開催していた「スキー初心者対象無料スキーレッスン」を受講。スノーエスカレーターを使い、ゲレンデ下部で基本的な説明を受けて、ほぼ滑ることに問題ないことがわかったら、さっそくリフトに乗車。
ゲレンデトップにはスキーやスノーボードの滑走性能を高めてくれる、液体の「シリコン」をしみこませたスポンジが置いてあった。持続性はあまりないが、コース半分くらいまでの滑りやすさはかなり調子良いので利用しよう。
スノーボードの場合、ブーツの裏にシリコンが付かないように、くれぐれも注意しよう。
サマーゲレンデのマットは気温と水気によって滑走性能が変わってくるので、サマーゲレンデ初心者は状況・条件に合わせて適切なアドバイスを受けながら滑るほうが早くコツをつかみやすい。
レッスンが進んでマットに慣れてくると、ほとんど雪上と変わらないほどの感覚で滑れるようになる。
ひーちゃんもすっかり自信が付いて、家族みんなでフリーランを楽しむことに!
「思っていた以上に楽しい!!!」とスノーボーダーのパパもご満悦。「ポジションが後ろ過ぎたり、前に寄り過ぎてもダメ。サマーゲレンデはレベルアップを目指すのに良い練習になると思う」とコメント。
ゲレンデの端には全長150mのコブコースも用意。
ふじてんにサマーゲレンデができる以前から、夏になるとスキーコースを利用して「グラススキー」や「マウンテンボード」が楽しめるスポットとして有名。現在も滑走可能でレンタルも用意している。
楽しく坂を下り降りることができないかという発想から、ドイツで誕生した「ポッカール」。縦にタイヤが3つ並んでいるのが特徴で、もちろんレンタルもOKで、ゲレンデを滑ることができる。ソリ遊びの感覚に近いが、最初に感じる操作の難しさ以上に、ポッカールの楽しさ、魅力にハマる人が続出。このポッカールに限らず、グラススキーなど、ふじてんで楽しめるアウトドアスポーツは、すべて無料のワンポイントレッスンが受けられるので、ぜひチャレンジしてみよう!

マウンテンバイクでゲレンデを滑走!

冬のふじてんは雪が降り積もってゲレンデのコースが真っ白になる。夏になると、同じコースが芝生の鮮やかなグリーンに輝き、この上をマウンテンバイクで滑走することができるのだ。運動靴と手袋など、自分で用意しなければならないものもあるが、マウンテンバイクにヘルメットやプロテクターのレンタルは完備しているので、ふじてんなら気軽に挑戦することができる。
「斜面を登るのがツライ」なんて心配は無用。クワッドリフトに専用のラックが装備されているので、ゲレンデ上部に到着したら、ほとんどペダルを漕がずに下るだけなので、とても楽チン!
ふじてんのコースはストレートで見通しがいい。斜度的にも急なところは少ないので、ブレーキをうまく使いながら、気持ちの良い風を感じるスピードで楽しもう!
マウンテンバイクに慣れてきたら、林の中に設けられた初級者でもトライしやすいコースにもチャレンジしてみよう。芝生の上よりも、ちょっとスリルを感じながら楽しめるのと、日差しが強い日でもかなり涼しいので、おすすめ!

爽やかな空気と素晴らしい絶景を満喫!

ふじてんはスキー場の地形を活かしてアクティブに楽しむだけでなく、素晴らしい富士山の眺望を楽しんだり、都会の喧噪を離れ、自然タップリの涼しい高原にあるので、観光目的だけで訪れるだけでも価値のある場所となっている。初めて訪れる人には麓からの富士山の絶景にも驚くかもしれないが、少し場所を移動するだけで、さらに素晴らしい眺望を楽しむことができるのだ。冬期間にも営業し好評だった「展望リフト」が、この夏も夏山展望リフトとして、7月27日から8月25日まで営業している。約20分間リフトに乗車し、標高1400m地点まで登ると、さらなる魅力が待っている。
リフト降り場の横に設置されている「展望デッキ」からは、さらに富士山が間近に迫って、青空が大きく広がり、眼下には文字通り海のように樹海が広がっている。その樹海の奥には河口湖などの眺望を楽しむことができるのだ。
条件が良い日には勇壮な富士山を眺めることができる。麓よりも標高が高いので吹く風がさらに爽やかに感じ、日差しが多少強くても心地よく過ごせるに違いない。
また展望デッキの他に「展望テラス」が設置されているので、ここに座って、ゆっくりと眺望と爽やかな空気を楽しんでいってもらいたい。
下山する時はリフトでも降りることはできるが、大自然の魅力をさらに感じることができるトレッキングコースを選択するのもオススメだ。展望テラスの奥に案内の看板があり、そこが入り口。
入り口から3〜4分ほど、少し登るだけで富士天神山の山頂に到着。「恋人の聖地」のモニュメントも設置されているので、こちらで記念撮影をしてから下山しよう。
山頂からは来た道を少し戻り、しばらく歩くと、さらにふじてんの上部へ向かうことができる「パノラマトレイルコース」と「トレイルハイキングコース」との分岐点に到着。元気があればパノラマトレイルコースにもチャレンジしてほしいが、上級者向きで、少し斜度がきついところを登っていかなければならないので注意。麓まで下山するにはパノラマトレイルコースへ。
パノラマトレイルコースはふじてんのエリア内にあるコースや林の中を交互に進んでいくように設計されている。開放感をたっぷり感じたり、林の中は涼しく、自然のパワーが身体の中に入ってくるような感じで、歩いていて疲れるどころか日頃の疲れも吹き飛んでしまいそうな感覚になるだろう。
時期によっては山野草の花々を楽しむこともできる。道ばたに咲いていた「りんどう」のかわいらしさに親子で感動。
パノラマトレイルコースは全長約1.3kmと気軽にトライできる距離。自然の中で歩きながらの会話は、いつもよりも弾むはず。いろいろなことを楽しく話ながら、ゆっくりと麓を目指そう!
▲夏山展望リフト&トレッキングコース▲ https://summer.fujiten.net/pc/s_observation.shtml

高原でランチは、バーベキューで決まりでしょ!

たっぷり遊んで、楽しんで、お腹もペコペコになったら、ランチはやっぱりバーベキューでキマリ。ふじてんセンターハウスのバーベキュー特設テラスで食べることができる。もちろん材料などを用意することも、後片付けをする必要もなく、手ぶらでOK!
メインのお肉は「甲州富士桜ポーク」をはじめ、牛カルビにベーコンなどで300gもあって、さらに骨付きウインナーも用意されている。お肉以外に野菜とご飯も付いているが、飲み物だけは自分で用意。一人前2500円(税込)で4名以上で予約(3日前まで)が必要だ。
「パパは野菜だけね〜〜〜(笑)」と、ひーちゃんに言われ「そうそう健康になるためには野菜だけ…、ってなんで肉が食えないねん〜!」とノリ突っ込みで返すパパ。景色も空気も素晴らしく、バーベキューがさらに美味しく食べられる。
ひーちゃんもママも、おなかいっぱいになるまで食べて、大満足でした!

樹海でキャンプで、さらに素敵な夏の思い出を作ろう!

ふじてんは首都圏から近いので日帰りで楽しむこともできるが、せっかくの夏休みに、子供とたくさんの思い出を作りたいなら、やはり宿泊するプランがオススメだ。オススメはふじてんからクルマで約25〜30分ほどのところにある「キャンプあかいけ」でテントを張って泊まる、というプランだ。テントやタープ、テーブルなど、キャンプに必要なほとんどがレンタルで借りることができる。バーベキュー用の道具や炭などのレンタル、販売もあるが、食材は各自で準備が必要だ。
家族みんなで協力して、テントやタープを張ったりするのも貴重な経験&思い出になるはずだ。キャンプあかいけにはバンガローやグランピングといった便利な施設もあるが、例えうまくいかなくても、失敗しても、家族みんなで楽しくやってみよう!
テント内で寝る場合も、レンタルでエアベッドや寝袋を借りれば、かなり快適!
ハンモックもレンタルがある。ハンモックに揺られ、非日常の一時を親子で楽しんでみよう!
女性陣は食材の準備に炊事場へ。水道の水が冷たく、洗った野菜がさらに美味しくなっていくような気がする(笑)。パパは火起こしの準備。健全な(?)、大人の火遊びがパパは大好き!
食材の下準備は、ひーちゃんが担当することに。パパやママは心配な感じながらも、すごくうれしそうだった。「明るいうちに準備を終わらせてね」とパパのイヤミなひと言に、ひーちゃんも苦笑い
樹海の中で暗くなるのも早く、パパはさっそくランタンを点けて明かりの準備。夕方の蝉の鳴き声が、ここの静かさに気付かせてくれた。
メインはママ特製のパエリアとお肉を焼いて、楽しい夕飯。大人はビールを忘れずに(笑)!
ひーちゃんは日中遊び疲れたのか、早めの就寝。パパとママは焚いた火を前に大人の時間を過ごす。子供に楽しんでもらうのが目的でも、こういった時間の過ごし方も家族の大切な時間だ。
▲キャンプあかいけ▲ http://www.camp-akaike.jp

まだまだ遊べる高原アクティビティ!

翌日はふじてんに戻って遊ぶのもいいが、キャンプ場近くの精進湖でカヌーやカヤックで遊ぶというプランもオススメだ。カヌーやカヤック、ライフジャケットなど必要なレンタルはキャンプ場の受付と同じ場所だ。手続きを済ませたら、精進湖へ移動。湖の岸辺に置いてあるカヌーやカヤックを水際まで運んでスタート!
最初はひとりでカヌーに乗るのを少し怖がっていたママも、ちょっと練習しただけでスイスイと漕げるようになって、思わず笑顔に!
ひーちゃんも最初はうまく漕げなかったけど、次第にパパと呼吸も合ってくるようになり、自信と余裕が表情にも出てきた。
自然を利用した遊びや都会ではできない体験を、家族みんなで思う存分楽しめる場所が、大都会のすぐに近くにあるのだから、もっと気軽に利用してみてはいかがだろうか。
▲キャンプあかいけ▲ http://www.camp-akaike.jp

帰りはのんびり、リラックス。

ふじてんでたくさん遊んだ後、帰る前やキャンプ場に向かう前などにサッパリしていきたいのなら、ふじてんからクルマで10分のところにある「富士眺望の湯 ゆらり」を利用しよう。富士山を眺めながら入浴できるパノラマ風呂や霊峰露天風呂、他にも洞窟風呂など全部で16種類のお風呂が楽しめる。入浴後に各種ボディリフレッシュや、お食事処で食事もOKだ。
▲富士眺望の湯 ゆらり▲ https://www.fuji-yurari.jp
首都圏からクルマで約90分と、快適なアクセスで、日本一の富士山と一緒に自然豊かな恵まれた環境を活かしたサマーゲレンデやマウンテンバイク、「展望リフト」があり、近くにはキャンプ場もあるなど、楽しみ方が豊富な「ふじてん」へ、この夏は家族と一緒にいってみよう!

ふじてんリゾート

東京や横浜からクルマで約90分でアクセス可能。富士山の山梨県側山麓に位置し、冬はスキー場として海外からも高い注目を集めるほどの人気を誇る。夏にはサマーゲレンデやマウンテンバイクなどにも力をいれている。この冬から登場した夏山展望リフトなど夏も注目を集めている。今年の夏山展望リフトの営業は8月25日までなので、お早めに!

Photo & text by Tomohiro Watanabe

施設情報

ふじてんリゾート

所在地
山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
外部URL
http://summer.fujiten.net/pc/summer_gelande.shtml

キャンプあかいけ

所在地
山梨県南都留郡富士河口湖町精進550
外部URL
http://www.camp-akaike.jp

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