撮影・文/桑野智和
取材協力/スイス政府観光局
取材協力/スイス インターナショナル エアラインズ
衣装協力/DAKINE

スキー・スノーボードの魅力は沢山あるが、皆さんは何が一番魅力的だろうか?
ふかふかの新雪パウダー?ジャンプ台やボックスがあるスノーパークを友達とワイワイ?美しい景色を見ながらクルージング?美味しいランチ?アフタースノーの観光や温泉?いろいろな魅力があるが、今回紹介するのは日本を飛び出して海外のスノーリゾートへ滑りに行く、ワールドワイドなレポート。いつものゲレンデでは飽きてしまった人や、いつか本場のスノーカルチャーを体験したい人、観光+ショッピング+スキー場をちょうどいいバランスで楽しみたい人、いつもよりちょっとリッチな気分で滑ってみたい人・・・そんな人たちに是非見てもらいたい。
「今すぐ行きたい!」そんな気分になる、スキー・スノーボードの魅力が広がる、濃厚なレポートをお届けしよう!

今回はヨーロッパの中でもひときわ美しい国「スイス」の代表的なリゾート「グリンデルワルト」の魅力を存分に伝えよう。美しい町並みの散策や、雄大なアルプス山脈に抱かれながらのスキー・スノーボードは飽きがこず、一度経験したら病みつきになること間違いなし! 英語が喋れない人や、海外旅行に不安がある人も安心してほしい。現地在住の日本人スタッフが同行する、リーズナブルなのにリッチなスイスツアーを提供している「ROCK」ツアーと併せて紹介するので、ツアーに参加したつもりになって見てほしい。

テツ

SURF&SNOWスタッフ。こよなく横乗りを愛するスノーボーダー。スイスは2回目だが12年ぶりなのでドキドキ。

チエ

端整なルックスとは裏腹に、1年中スノーボードのことを考えているスノーボード中毒者(笑)。初スイスにテンション上がりっぱなし!

辻井さん

スイス在住20年のベテランガイド。「ROCK」ツアーを企画しているパウダーバーン・オーバーシーズ社の現地スタッフ。

Day1 憧れの地、スイスへ出発!

飛行機は快適な直行便できまり!

スイスへの旅は成田空港から。今回2度目のスイスになるテツと、初めてのチエは、自宅から電車や高速バスなどを使って空港に集合。空港までの交通機関が遅れることや、荷物がオーバーチャージになって手間取ったりなどのトラブルを想定し、時間には十分余裕を持っておきたい。出発の2時間前には空港に着いておくと安心だ。

今回、快適な空の旅を提供してくれたのはスイス インターナショナル エアラインズ。航空券はWEBで簡単に予約決済が可能で、ほとんどの場合、各航空会社の公式サイトから予約するのが一番安い。最初はドキドキでも慣れると簡単に完了できる。
まずは手荷物以外を預けて、搭乗手続きを行おう。スイスはスキー・スノーボードの本場ということで、滑走道具の積み込みに関してとても寛容だ(23kg×2個まで無料で預けることが可能)。滑走道具は重量があるのでこのサービスは非常にありがたい。さあ、スイスカラーの飛行機に乗り込んでいざ出発!!

フライト中も楽しみがいっぱい

飛行機に乗っている時間は、直行便で約12時間。少し長く感じるが、ニューヨークよりは近い(笑)。しかし、長時間のフライトでも機内はとても快適だ。さすが観光大国スイスの航空会社と言うべきか、機内スタッフが親切で、サービスも充実している。各席に配置されている液晶画面でゲームや音楽を楽しめたり、日本未公開の映画も一足早く観ることができる。テツは映画を3本も見て大満足♪ もちろん機内食もメニューを選べて、お腹いっぱい食べられる。ソフトドリンクはもちろんのこと、スイスビールやワインまで無料で飲めるのも嬉しい。(12時間のフライト中に2回の食事、間の軽食が出る) 窓から景色を眺めたり、映画鑑賞をしたり、これから始まるステキな旅の計画を話し合っていると、あっという間にチューリッヒ空港へ着いた。

到着口を出たら、赤いジャケットが目印!

成田を昼に飛び立ち、スイスの玄関口チューリッヒ空港に到着したのは同日の夕方。12時間以上飛行機に乗っていたのに現地ではまだ夕方なのだ。時差ボケにならないように、現地時間に合わせて飛行機の中は過ごしたい。(寝すぎに注意!) 荷物を受け取り到着口に着くと、赤いジャケットを着用した「パウダーバーン・オーバーシーズ」スタッフの辻井さんが、爽やかな笑顔で出迎えてくれた。

辻井さんは関西出身のイケメンガイドで、なんとスイス歴20年の超ベテラン。さっそく安心のサービスで、初めてのスイスでも全く心配はいらない。

いざ、最終目的地のグリンデルワルトへ!

ガイドさんから滞在中の説明を一通り聞いた後は、パウダーバーン社の車で最終目的地である「グリンデルワルト」へ移動だ。もちろんガイドさんが運転してくれるので乗り換え不要で、荷物に関してもとても楽ちん♪車窓からはヨーロッパらしい石畳の町並みや、のどかな田園風景が見られる。道中、ガイドさんがいろいろとスイスの話も聞かせてくれて、スイスに来たという実感が沸いてくる。 

鉄道移動も選べる

「ROCK」ツアーは事前に相談すれば、様々なカスタマイズが可能。公式サイトからの問い合わせにも、迅速に対応してくれるので安心だ。スイスの鉄道に乗ってみたいという人は、空港から「グリンデルワルト」まで鉄道で移動してみよう。 ただ、日本と異なる点もあるので少し紹介しておこう。まず、切符は必要だが改札口は存在しない。治安の良いスイスでは切符購入は各自のモラルに任せられている。乗車後に車掌が回って来るので切符を見せよう。万が一、切符を持っていないとペナルティで高額金額を支払わないといけないので要注意だ。鉄道は日本と同じようにほぼ時刻通りに運行しているので、移動時間も読みやすい。首都ベルンを経由して約3時間でグリンデルワルトに到着する。

グリンデルワルトに到着

車の場合は空港から2時間30分ほどでグリデンルワルトに到着!着いた頃には辺りは真っ暗だったが、宿泊ホテルのチェックインまでガイドさんが付き添ってくれるので、遅い時間の到着になっても何の心配もいらない。今回の宿泊ホテル「ホテル・ベルナーホフ」は街の中心地にあり、バスターミナルの目の前、鉄道駅からも歩いて1分と非常に便利な立地だった。

部屋は程よいスペース。シンプルだがとても清潔で、暖房はバッチリポカポカ。部屋内に洗面所、トイレ、お風呂が付いているので快適に過ごせるし、タオルや歯ブラシなど基本的なアメニティも揃っている。

初日はガイドさんのおかげで何の問題なく、ベッドに潜り込めた。さあ、明日は思いっきり滑るぞ!

Day2 ゲレンデ初訪問!まずは一番メジャーなゲレンデ「メンリッヘン」へ!!

名峰アイガー北壁を見ながら優雅に朝食

朝7時、ホテルの食堂が開いた。パン食が好きな人なら朝からテンションが上がってしまうだろう。美味しいクロワッサンやフランスパンなど数種類のパンに、ハムやベーコン、ソーセージにスクランブルエッグなどをビュッフェスタイルで食べられるからだ。

チーズの種類はさすが本場。穴あきチーズにカマンベールなどバリエーションの多さに圧倒されてしまう。サラダやシリアル、ヨーグルトにフルーツも揃っているので女性も安心だ。 朝7時だとまだ外は薄暗いが、窓からは有名なアイガーの北壁が目の前にそびえ立っている。スイスならではの圧倒的な景色に早くも感動することだろう。

さあゲレンデへ行こう!

ホテルの目の前にバスターミナルがあり、街の各所に路線バスが出ているので、そこからメンリッヘンのゴンドラ乗り場へ行くバスに乗り込む。最新の低床型バスは揺れも少なく穏やか。車内にはスキーやスノーボードを持った人々で溢れていて、みんなワクワクした面持ちで外を眺めている。

ガイドさんからリフト券を受け取り、Let’s go!!

ゴンドラ内ではガイドさんがグリンデルワルトの概要や、数日間の天気、雪質などを説明してくれた。安全の為にもしっかりと耳を傾けよう。
グリンデルワルトはとにかく広い!日本最大級のスキー場の総滑走距離が約40kmなのに対し、グリンデルワルトは200km以上とケタ違いに広く、1日ではとても回りきる事ができ無い。また、標高1,000m〜3,000mと日本より高地にも及んでいるので、稀に高山病になることもあるほど。なんとも大自然溢れるスケール感なのだ。

ガイドさんがゲレンデでもしっかりサポート

当日どのエリアが一番良いコンディションなのか、我々だけでは当然知る由もないが、パウダーバーン社のツアーではゲレンデでもガイドをしてくれるので、いつでも「オイシイ場所」に連れて行ってくれる。何と言ってもこれが一番の魅力である!

ゴンドラでトップまで登るとそこには、言葉では言い表せない雄大な景色が広がっていた。

目の前にそびえ立つアイガー北壁をバックに記念撮影♪

全てを忘れて楽しむだけ!

「いざ、滑走開始!見渡す限り広がるバーンのどこを滑ってもOK!こんな贅沢ってある?

高速リフトを乗り回し、右へ左へとコースを変えてひたすら滑った。

別のコースへ行くと、また違う斜面が現れて「じゃあ今度はそっちの奥へ」と滑る。すると、また美しいバーンが現れてくる。果てし無いのだ。

コースの横幅がとにかく広いので、思いのままターンが出来る。日本のゲレンデで横や後ろを気にして滑っていた人には、味わったことのない開放感が待っている。

アイガーのすぐ脇を滑っている感覚になるコースもあり、あまりの美しさに思わず立ち尽くしてしまう。

最高の雪質がずっとキープされている

コースの広さだけでなく雪質もすばらしい。スイスはヨーロッパ大陸内部、標高3,000~4,000mのアルプス山脈に位置し、ゲレンデの気温は常に氷点下なのでスーパードライな雪質。雪を握っても固まらないあの雪だ。その雪質が何日経ってもキープされている。日本海近くや標高低めのゲレンデでしか滑ったことがない人には、驚きのコンディションだろう。

しっかり滑ったあとは美味しいランチ♪

お腹が空いたな、と感じたところで「今日はスイスらしいところで食事をしましょう」とガイドの辻井さん。ゲレンデでのレストランかな?と思っているとゲレンデを颯爽と滑り始めた。山岳エリアを滑り降り、コースは徐々に樹林帯へ。

民家や牛小屋、納屋の横を通過する。やがてコースは細くなりクネクネと・・・。その時気づいたが、グリンデルワルトは街のアスファルト道の横に延々とスキーコースが10km以上も続いていたのだ。途中には道路や線路、橋まであった。こんなコースは日本でなかなかお目にかかれない。なんだか不思議で笑ってしまった。

4つ星ホテルレストランの特大ハンバーガー

そしてコース途中にある4つ星ホテル「アスペン」にピットイン!外から見たら昔ながらのロッジのようだったが、中はセンス溢れるオシャレなレストランバーになっていた。

辻井さんおススメの口に入りきらないほど大きなハンバーガーと、地ビールをオーダー。ロングランをして疲れた後のランチは格別だ!

こんな素敵なレストランもガイドさんが同行してくれるからこその経験だ。満腹で気分が良くなり、残りの下山コースも陽気に鼻歌交じりで滑り降りていった。

電車と一緒に滑ることができる不思議な光景

これで終わりじゃないのが今回のメンバー。日本にいても朝から晩まで滑り倒すテツとチエは、登山鉄道に乗り込みもう一本!

標高2,000mのクライネシャイデック駅を降りると、見渡す限り広がるゲレンデ。電車の横からバインディングを締めて、再び10kmのコースへドロップインした。

日本では見られない不思議な光景だが、電車と並走して滑ることができる。10kmのロングコースを一気に滑り降りたらさすがにもうクタクタ・・・。今まで味わったことのない経験だらけで、興奮冷めやらぬままホテルへと帰った。

ディナーはガイドさんおすすめのレストランへ

1日中滑ってお腹がペコペコなので、夕食は地元山岳ガイドの山小屋だった建物を改装してオープンしたレストラン「CAFEBAR & RESTLAUNT CM」へ。このオシャレなお店もガイドの辻井さんに教えてもらった。外は雪がちらつく冷え込んだ状況だったが、ログハウスの中は暖かい空気と、美味しそうなチーズの匂いが立ち込める幸せな空間。

おすすめのラビオリが抜群に美味しい!隣の恋人たちは愛を語らっているようだし、ここで今日滑った感想を話し合ったり、明日はどこへ行くかを相談しているとグリンデルワルトの夜は深々とふけていくのだった。

Day3 電車に乗って隣町へGO!007に会いに行こう

200を越える峰々を見渡すシルトホルンへ

翌日もパンとチーズの良い匂いにつられてホテルの食堂へ。本場の味をたっぷり堪能したらガイドさんと合流し、今日は朝から電車に乗り込み少し遠出をしてみることにした。目指すは電車とロープウエイとリフトを乗り継いだ先にある「シルトホルン」という山。そこの山頂に眺望が素晴らしい回転レストランがあるというのだ。

3日目ともなると電車での移動も徐々に慣れてきた。スイスのスノーリゾートではスキーやスノーボードをそのまま持って電車で移動するのが日常だが、日本人には珍しい光景にちょっとワクワクする。降車駅にはロープウエイ駅が隣接しており、そのまま一気に山の上部へ移動できる。

さらにリフトをいくつか乗り継ぐと、今日も信じられないスケール感のゲレンデにたどり着いた。雪が降り続き、天気はあまり良くなかったが雪質は文句なし。「今日も全力でシルトホルンを楽しむ!」と二人ともやる気満々!

さっそく極上のドライパウダーをお腹いっぱいになるまで滑りまくる!

様々なコースがあり地形も豊富なので、ポイントを見つけて飛んだり、雪壁を登ったりといろいろな遊びができる。たくさん滑ってお腹が空いてきたので、楽しみにしていた山頂の回転レストランへ!

世界中から観光客が訪れるレストラン

標高2,970mのシルトホルン山頂にあるレストラン「ピッツグロリア」は、アイガー、メンヒ、ユングフラウを始め、200を超える連峰の美しい大パノラマを臨みながら優雅に食事がとれる格別の場所。360度全ての景色を楽しめるよう、建物の外周がゆっくりと回転する。このレストランを目的に、世界中から多くの観光客が集まるほどの人気スポットだ。

名物の渦巻きソーセージ。回転レストランだから・・・。カプチーノは「007」。そう、ここは映画「007」の舞台にもなっており、先進的で無機質なこのハイテク建造物は、「女王陛下の007」の劇中で悪のアジトとして使用された。

館内には007ミュージアムが併設してあり、映画の世界に潜り込んだようなアトラクションがいくつもあり(無料!)、食後も楽しく過ごすことができる。

午後になってもまだまだパウダーを満喫できる。シルトホルンの滑走エリアは、グリンデルワルトから移動に多少時間を要するため、混雑することがあまりないようだ。それにアイガーといった名峰をグリンデルワルトの街からとは違った角度で見ることができる。静かにゆっくりと滑るのには、もってこいのゲレンデかもしれない。

スイスの街並みは歩いているだけで楽しい

たっぷりと滑った後は、再び電車でグリンデルワルトへ戻り、街を少し散策してみた。バスターミナルの近くに大きなスーパーマーケットがあり、食品から日用品まで何でも揃う。「スイスといえばチョコレート!」驚くほどの品揃えにチエはご満悦♪お土産に大量に買い込んでいた(笑)日本ブランドのモンベルの店舗もあるので、防寒具やアウトドアグッズが欲しい場合でも安心だ。

スイスまでスキーやスノーボードの道具一式を持っていくのはなかなかの大荷物だ。重たい荷物を持っていきたくない人は、現地のレンタルショップを活用しよう。最新モデルがところ狭しと並んでおり、1回使うたびに完璧なチューンナップを行っているとのことなので、常にベストな状態で滑ることができるだろう。

世界最長のソリコースがある!?

この街にはソリが定着しており、そこら中でソリを使っている人を見かける。それもそのはず、グリンデルワルトには世界一長いソリコースがあり、その距離なんと約15km!桁違いのスケールに、ただただ驚くしかなかった。。。

パウダーバーンのツアーは滞在中の予定を自由にカスタマイズできるので、世界一のソリコースを滑るツアーを盛り込むこともできる。滑る時間を多少削ってでも参加する価値はあるだろう。世界最長コースのゴール地点が街中にあるとのことで、テツとチエは気分だけでも味わおうとゴール地点でソリに乗っていた(笑)

一日遊んだ後は、疲れを癒すために今宵も美味しいディナーへ繰り出した。スイスに行ったら是非、食したいのがやはりチーズフォンデュ。本場スイスのフォンデュはワインの味が強めなのが特徴だが、実はチーズがお腹の中で固まってしまわないためらしい!?ほんのりビターな地ビール「ユングフラウ」も美味しいのでおすすめだ。

4つ星ホテルにアップグレード!

通常のツアーは3つ星ホテルへの宿泊になるが、プラス料金で優雅な4つ星ホテルへとアップグレードも可能だ!3つ星ホテルでも十分綺麗だが、4つ星ホテルはランクが示すとおり全ての「格」が上がる。

部屋の広さから、窓からの景色、ベッドの大きさ、食事に備え付けのアメニティまで全てランクアップ。スイスまで来たのだから、少し奮発して4つ星や5つ星ホテルに泊まってみるのもいいかもしれない。今回宿泊する「ベルヴェデーレ」は、ホテルからの景色も素晴らしく、内装や食事も豪華でまさに快適そのものの4つ星ホテルだ。

Day4 絶景のスノーパーク、そしてヨーロッパ最高所駅「ユングフラウヨッホ」へ

滑走最終日は「フィルスト」へ

あっという間に滑走最終日。これまで沢山滑ったはずだが全然滑り足りないのは、やはりグリンデルワルトの桁外れの魅力だろうか。今日は朝から、街中からゴンドラアクセスで行ける「フィルスト」エリアへ!グリンデルワルトのメインエリアとは少し離れた場所にあるが、それでもフィルストだけで日本の巨大リゾートよりはるかに大きい。

その景色は言葉にできない美しさ

この旅で一番の快晴ということもあり、ゴンドラを降りるとそこには言葉を失うほど美しい風景が広がっていた。空気はキンと冷え、透き通っていてとても気持ちが良い。眼下の谷底にはグリンデルワルトの街が見え、対面にはベッターホルン、アイガー、メンヒ、ユングフラウがそびえ立っている。巨大な一枚岩のような岩肌がとても印象深い。過去にはこの山々を登るために世界中からクライマーが押しかけたという歴史があり、更に感慨深く眺められる。

ドライパウダーと完璧に整備された圧雪バーンのエンドレスループ

快晴でも気温は上がらないので雪質は重くならず、ずっとドライパウダーが滑れる。アルプスを横目に滑るパウダー天国・・・こんな贅沢な時間が今までにあっただろうか。そして、圧雪バーンは非常に綺麗に整備されていてとても滑りやすい。

スノーパークでアルプスに向かって飛ぶ!

ゲレンデ上部にはスノーパークがあり、初級~中級レベルのアイテムが10個ほど配置されている。せっかくなのでアルプスの山をバックにビックエアにも挑戦したい。

記念撮影も忘れずに

グリンデルワルトのゲレンデ内には、絶景ポイントに自動撮影カメラが設置されている。リフト券をかざせば無料で撮影ができ、専用サイトから自由にダウンロードをすることができる。写真だけでなく、動画が撮れるカメラも各所にあって遊び心に溢れている。是非日本のスキー場にも普及してほしい。

青空の下、テラスでランチ

こんな天気の良い日はテラスランチが最高!ビールが美味しすぎる♪ただ、気温は低いので食事は冷めないうちに早く食べよう(笑)

「top of Europe」の合言葉を胸にヨーロッパ最高所の駅へ

午後はフィルストを後にし、「top of Europe」の合言葉を胸に電車に乗り込んだ。登山鉄道でヨーロッパ最高所の駅「ユングフラウヨッホ」へ行くためだ。1時間ほどゆっくりと坂道を揺られていると、次第にアイガーの真下へ。車窓から眺めると、絶壁から岩でも落ちてきそうなほどの迫力だ。驚く事に線路はアイガーの岸壁をくり貫き山頂へと続いている。一体何年かかったのだろうか?欧米人の開拓精神には頭が下がる思いだった。

感心していると標高3,454mのユングフラウヨッホ駅に到着した。さすがに富士山頂上とほぼ変わらぬ標高、空気が薄く感じる。高山病になってしまう恐れがあるので駆け足は禁物だ。

スフィンクスと言われる展望台に出ると気温はマイナス20度。あたりは万年氷河に囲まれた山岳エリア。4,000m越えのユングフラウやメンヒが、手を伸ばせば届きそうに感じるほど近くにそびえ立っている。

自分の足では到底たどり着くことができない夢の景色に、しばらく言葉が出なかった。

展望台には悪天候でも楽しめるよう、様々な屋内展示がある。

スキー・スノーボードがメインの旅ではあるけれど、ユングフラウヨッホ駅やシルトホルンの007展望台のように、世界的に有名な観光地には絶対に寄った方がいい。改めてそう思った。スイスは広大過ぎて滑っても滑りきれ無い。だから気持ちを切り替えて、ゆっくりと楽しむスタイルの方が合っているかもしれない。

Day5 ついにきてしまった最終日・・・

チェックアウトを済ませ、チューリッヒ空港へ

窓の外に広がるアルプスともいよいよお別れだ。朝食、チェックアウトを済ませホテルを出ると、ガイドの辻井さんが待っていてくれた。もちろん帰りも車でチューリッヒ空港まで送ってくれる。
途中に通過するブリエンツ湖や山々は本当に雄大で美しく、教会や古い街並みと、近代的な工場やショッピングモールとの対比がなんとも独特でいい。何気無い風景からもスイスの魅力があふれているような気がしてなら無い。

ガイドさん、ありがとうございました!

辻井さんは帰りの搭乗手続きまでしっかりサポートしてくれた。遠い異国の地スイスでも、辻井さんのおかげで何のトラブルも無く楽しく過ごせた。スイスを熟知しているベテランガイドさんだけあって、本当に心強かった。後ろ髪を引かれつつもお別れをし、残った小銭でお土産を購入。帰国のフライトは、往路より1時間ほど短い11時間40分で日本へと到着。お昼頃に出発して、朝到着するので時差ボケには注意が必要だ。帰りの機内では、楽しかった日々のことを話しながらスイス再訪を誓い、最後のスイス地ビールを楽しんだ。

最後に・・・

いかがだっただろう?みんなの憧れの地スイスアルプス「グリンデルワルト」の旅は。 遥か遠いヨーロッパだから心配事も多いと思うが、スイスは観光大国なので治安が良く、親切な人も多い。日本とは比較にならないスケール感のスキー場で滑ると、今までの価値観がガラッと変わってしまうかもしれない。
今回紹介した「ROCK」のツアーなら、不安の多い現地での移動や、切符の手配、ゲレンデ散策など、全て現地ガイドがサポートしてくれるので何の心配もいらない。「スイスを知らずにスキー・スノーボード人生を終えるなんてもったいなさすぎる!」そう断言できるほど、一生の宝物になる旅を経験できるだろう。