ルール&マナー・基礎知識
[ポイント]

〜天気図パターンによる各ポイントの様子〜

基礎知識

ポイント
〜天気図パターンによる各ポイントの様子〜
日本の海岸線は複雑に入り組んでいるため、それぞれの天気図パターンにより“良いポイント”“悪いポイント”が存在する。この天気図ごとの典型的なパターン解説により各地の特徴をつかんで欲しい。

春一番
2〜3月にかけて日本海を前線を伴った低気圧が発達しながら北上することにより、全国的に南〜南西の風が吹き荒れることがある。これをいわゆる「春一番」と言い、南風に乗って暖かい空気が流れ込む関係で、まさに春を思わせるような暖かさとなる。海上ではこの南風によってウネリが発生し、太平洋側の南向きのポイントを中心にオンショアの風波ながらもサイズUPすることとなる。しかし、日本海側は能登半島西側や新潟柏崎エリア、東北地方日本海側のエリアなどを除いておおむねオフショアとなりウネリは抑えられるため、波はあまり上がらない。また、春一番の吹く時期に限らず、2〜5月・10〜12月頃にもこのような気圧配置となることがある。そして、この前線を伴った低気圧が太平洋側に抜けてくると、太平洋側では風が北よりの風へと変わり、寒気が入ることにより真冬の寒さへと逆戻りしてしまう。そのかわり波の形はシェイプされ、波長の短い切れたウネリの「三角波」になりやすい。風波はショルダーの切れた形の良い波という他に、風の変わり際には波数が多くなるという特徴を持つが、サイズダウンも早い。一方、日本海側はオンショアの影響でサイズアップとなる。
(注)風向きの変わり目となる寒冷前線の通過時には、突風や雷などの急激なコンディション変化が多々起こるので厳重な注意が必要。特にサーファーの落雷事故は過去にも起きており、どんなに遠くても雷鳴を耳にしたらすみやかに海から上がり、建物・車などの中に避難すること。


日本海 福井
低気圧が日本海を通過している時は、南よりのオフショアが吹くためにほとんど波は立たないが、前線が太平洋側に抜けると一時的に冬型の気圧配置となり、北〜北西のオンショアが吹き始めるため、チョッピーコンディションながら風波でサイズアップすることが多い。狙い目は、前線が遠のき、冬型の気圧配置がゆるんでオンショアが弱まった瞬間。しかし、コンディションが完全に整うまで波が続かないケースも多々ある。

四国 生見
前線を伴った低気圧に向かって南からのオンショアが吹き込み、風波でサイズアップし、その後低気圧が遠ざかり、風向きが西よりに変わってくると、オフショア気味のグッドコンディションとなる。しかし、西〜北西よりのオフショアとなる頃には極端なサイズダウンが始まることとなる。外洋に面した東向きのポイントのため、内海のポイントほどではないが、やはり風波だけにサイズダウンは比較的早い。

伊豆 白浜
日本海を発達しながら北上する低気圧に向かって南〜南西の風が吹き込むが、その風をサイド気味にかわすことのできる東向きのビーチであり、なおかつ外洋に面したポイントであることから、南〜南西の風でシケた沖合からの風波が南側の岬を回り込みながらシェイプされて入ってくる。ただし風向きが西に寄り過ぎた場合、つまりストレートのオフショアに近づき過ぎると、波数・サイズともに期待できなくなってしまう。この辺りの境目は微妙だが、このパターンでは真南の風の時が最もサイズ・コンディションともに期待できるといわれている。

湘南
南〜南西の強風によるオンショアの風波でサイズアップする。大磯Pのように防波堤などの障害物で南西の風をかわせるポイント以外はほぼ全域でチョッピーなコンディションとなってしまうが、その後前線が抜けて風が北よりのオフショアに変わると、風波がまとまり始め、グッドコンディションとなる。ただし、風波のためにサイズダウンは非常に早く、朝のアタマサイズが夕方にはフラットという例もめずらしくない。したがって風の変わり際を読むことが波を当てるコツとなる。
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